勝手に岐阜県観光大使

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岐阜県観光大使のボランティア中間報告~広島県~

台風が過去に例を見ない進路で日本列島を横断していきました。

皆さんの地域は被害なかったですか?

これ以上どの地域も被害が出ないことを祈っている大使です。

 

 

岡山県倉敷市真備町のボランティアに区切りをつけて昨日から広島県入り。

広島県での活動に移りました。

 

宿泊先は横川駅近くにある「ゲストハウス縁」という宿。

hostel-en.com

 

オーナーのコウさんが所属している災害ボランティアチーム「いきます広島」のメンバーと共に初日は呉市安浦という地域へ。

 

広島市街から現地へ向かう高速道路も豪雨災害の爪痕が至る所に残っています。

トンネルの中まで土砂が流れ込んできていた痕も。

よく3週間で土砂を取り除けたな。と。

 

それにしても今回の豪雨災害、広島県内被害地域が広すぎる。

山の斜面にはいくつもの土砂崩れ痕が。

目を覆いたくなる光景に「すごい...」しか言葉がでません。

 

真備とは違い土砂がメインの災害。

道路には土砂をかいた跡がいくつもあり、倒壊している建物も見れました。

 

2か所共通する感想は「自然の怖さ」

大きな建物も車も飲み込んでしまう。

 

4年前の土砂災害もひどかったけど、今回は一段とひどい。(被害範囲含め)

 

 

訪れた安浦地区。

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身近なところで4人もの犠牲者。

胸が痛む。

 

安浦という地区は場所が場所なだけあって全くボランティアの手が入っていません。

重機が入って作業をしているでもなく、住民がただただ黙々と作業している。

「住民への負担が大きすぎる」

まだまだこんな地区がたくさんあるんだろう。

そう思いざるを得なかった。

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間一髪で被害を免れた田んぼと被害に遭った田んぼ。

神様はどういう基準で選ぶのか。教えてください。

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ここのほとんどが田んぼだったと家主さんは語ります。

「本当に?」

疑いしか持てない光景でした。

 

小さな川が氾濫し溢れた水は土砂を民家へ運びます。

そんな宅配はいらない。

 

今日作業をした民家も床上まで水が来ました。いわゆる床上浸水。

まだ床下には泥がたまっており、家主さんは自分の寝ている下に泥があるまま生活していました。

寝るスペースもないし、においもきついし。

生きてる心地がしなかっただろうな。本当に気の毒。

 

 

今日は小さな巨人も一緒に作業しました。

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コウくん(7)。

ずっとシャベルが持ちたいと言っており、念願叶ってシャベルを持つことに。

土砂の運び出しも「まだまだいけるよ!」と言ってたくさん運びました。

こんな小さな巨人は僕たちのパワーになります。癒し。

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こんなに小さな子供が一生懸命働いてるんだ。

大人にもいい刺激。

本当に頑張ってくれた。ありがとう。

将来大物になるぜ、

 

 

人を成長させるのは経験しかない。

何事も経験するには行動が必要。

頭で考えていたら体は動かない。

本能のままに行動。

行きたいとか行かなくちゃって思ったなら即行動しよう。

本能が霞むほどの言葉なんてない。

思ったままに感じたままに行動してみる。

 

子供ってそういう生き物。

本能でしか行動できないけど、いつしか頭でモノを考えるように。

被災者さんの「ありがとう」はどんな時のどんなありがとうよりも重みがある。

その「ありがとう」のために動いています。

 

 

まだまだマンパワーの支援が必要です。

ここ広島県もだし倉敷市も、愛媛県も人を必要としています。

 

この災害は被害範囲が広すぎる。

 

戦後最悪と言われている西日本豪雨災害。

どうか皆さんの温かくて大きな支援を。

被災者の皆さんは本当に困っておられます。

あなたができる限り、できるだけの支援を。

 

 

そして活動が終わったらお好み焼きでも食べましょうよ。

たらふく食べて次の日のエネルギーに。

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まだまだ広島での支援は続きます。