最近のブームは深夜食堂、大使です。
深夜食堂面白いですよね。
ホントにあんな感じで、いつも来るお客さんもいるし、新規で来る変わったお客さんもいる。
「よくこの店入ったよね。すごいわ。」
「どうやってみつけたの?」
「何その話、知らないんだけど。」
みたいな。
よし、今日は高山の大好きな深夜食堂に行こうかな。
本日晴天。
高山市内に雪が降る前、真っ先に山が白く色づきます。
昨日の寒波のおかげで山には雪がさらに積もりました。
と言うことは、
ここしかないですね。
地元の人は何をするでもなくベンチに腰掛け、山を見る。
たまーにいる観光客は血眼になりファインダーをのぞく。こんな景色その辺じゃ見れないですからね。
家族連れは山に背を向け子供たちと走り回っている。
ここで飲むコーヒーは一味違うんだぞ。
目的も見る方角も何もかも違う人たちは、飛騨山脈を世界で一番きれいに見られる場所にいる。
そう、僕は今でもこの景色を見ると息をするのも忘れる。
駐車場に上がりきったその瞬間の山の綺麗さは、僕の大好きな内田有紀に引けを取らないくらいに美しい。
特に今の時期が一番きれい。
少し残った紅葉と、冬の寒さの厳しさを教えるように鎮座する名峰たち。
町は秋とクリスマスが混同し、訳が分からない。
でも、山だけは自然だけは正解を教えてくれる。
飛騨高山の象徴・乗鞍岳(3,026m)。
左右に伸びる雄大な尾根は全てを受け止めてくれる母ちゃんのよう。
この山があるのとないのとではまるで違う。
例年よりかなり遅い色づきなので樹齢約1200年の木は雪景色に映える。
乗鞍を例えるなら、ミッキーのいないディズニーとでもいいましょう。
そこにあって当然。ないなんて考えられない。
だからかな、毎日見ている景色だからこそ、日々の変化に敏感になる。
大大大先輩に失礼だけど、子供の成長みたいなものでしょうか。
乗鞍から北側。
右から焼岳~双六岳。
この景色もあって当然、見れて当然。
例えるなら、フラペチーノのないスタバみたいなもんでしょうか。
刻一刻と変化する山の景色。
「角を曲がれば乗鞍」
という言葉があるくらい(大使が勝手に作った)山は飛騨高山にとって宝。
これからはこの山々の”白”が濃くなる。
そして下まで”白”が下りてくる。
境目が分からないくらいの”白”はまだまだ僕たちを楽しませてくれるはず。