勝手に岐阜県観光大使

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岐阜県観光大使のボランティア中間報告~倉敷市真備町~

おはようございます。

連日の猛暑、埼玉県熊谷市では日本最高気温が出てしまいました。

もはやこの暑さは災害

地球温暖化は分かりやすい形で進行していきますね。

 

 

初めに、気分の悪くなりやすい方は見るのをやめた方がよさそうです。

大丈夫な人は見てほしい。

 

 

僕は今、岡山県倉敷市に滞在して災害ボランティア活動をしています。

主な復旧場所は倉敷市真備町

災害のニュースでおなじみの名前になってしまいました。

 

やはり現地はニュースでは想像つかないことばかりです。

想像つかないことをここに書いても想像できないと思いますが...

 

 

現地の人が口を揃えて言うのが

「人が足らない」

ということ。

 

【実際のケース】

センターへの依頼日時:7月16日

初めてのボラ活動日時:7月24日

 

考えられるのは

・被災した人が多すぎて単純に時間が経っている。

・ボランティアの人数が少なくて回っていない。

 

この2つだと思いますが、僕はの2つともが原因じゃないかと思います。

 

そもそも真備町は町の4分の1が水に浸かっています。

実際に現地へ行って言葉を失う惨状。

一瞬見て

「これは相当な時間を必要とする」

と実感。

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2Fまで浸水し屋根の上で救助を待つ人たちの映像が忘れられませんが、実際に浸水したのは最大約5m。浸水面積は1200ヘクタール。

想像できますか?

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まさにこの映像。

これが5mです。

 

初日にお邪魔したエリアは約3.5mでした。

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玄関扉より遥かに上。

決壊箇所からかなり離れてはいるんですが、地形の問題でしょうか。

土壁は剥がれ、水圧でトリプルガラスの外側二枚が割れたお宅も。

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まだまだ水が引かない地区もあり、言葉を失います。

「これが僕たちと同じ時間軸で進行していた出来事の爪痕か...」

 

本当に今でも信じられません。

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また連日?放送されているゴミ問題。

ゴミは運動場など広いところへ集められ、高く積み上げられます。

その高さ目視で6~7m。

まだまだ増えますよね。

ニュースキャスターも

「においがすごい」

といいますがその通り。

 

色んなにおいがします。

 

ヘドロのにおい、土が腐っていくにおい、生ごみのにおい...

 

もっとしっかり伝えろよ。

 

って思ったんですが現地に来て、例えようのないにおいっていうのを感じました。

 

 

 

実際にボランティアしに行きたいけど何を準備すればいいか分からない...

という方はとりあえず、

・帽子、長靴、長袖(薄手)、長ズボン、昼飯(おにぎり等)

これさえ揃えておけば手袋等はボランティアセンターで支給されます。

自分でそろえていくに超したことはことはありませんが。

ボランティア保険も現地で入れますし、水などの水分もセンターにあります。

 

最低限上の5つがあれば活動できるので一歩踏み出せない人は勇気を出して踏み出してください。

被災者の方々は人の手を必要としています。

そして人の手が足りない今、被災者の方は無理して活動しているので体力の限界を迎えています。

 

 

あとは観光面です。

倉敷市の観光地といえば「美観地区」

蔵造りの建物が綺麗に揃う町並み。

まるで時代劇の世界に飛び込んだかのような。

 

しかし被災地が倉敷市となっているため、実際話したお客さんはこの美観地区も被害にあっていると想像していたそうです。

なので、

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圧倒的に人が少ない。

飲食業も大打撃。

行きつけのカフェの方も、

「前年比の半分の売り上げしかない」

と寂しそうに言っておられました。

 

美観地区内の旅館もかなりの数のキャンセル数だそうです。

 

 

「美観地区はなんの被害もありません」

 

 

むしろ災害ボランティア活動へ行けない方、勇気が出せない方たちは美観地区へ行って観光をしてください。

こんなこと言うのもアレですけど、お金を現地に落としてください。

 

それも一つの災害復興支援。

 

僕はこう考えています。

実際に現地に行ってボランティアは終了ではなく、宿に戻った以降も活動は続く。

美観地区内に泊まっていますので周辺のお店へお金が落ちるように努力しています。

 

色んな形の支援がありますが、現地観光が一番の支援です。

 

 

 

僕のボランティアはまだまだ続きます。

体力の持つ限り倉敷のために。

 

何かボランティア活動等で分からないことがあればお気軽に聞いてくださいね。

 

困ったときはお互い様。

みんなで被災地を支えましょう。