マグロ尽くし寿司を食べた、大使です。
ニュースでよく見ますね、屋根が吹っ飛んだ映像。
どこか絵空事のようにも見えたりしました。
しかし行ってみると、目の前に広がるのは屋根のない家々。
現実でした。
ひどいもんですね。
これ、なにがすごいって屋根がないのもすごいんですけど、
屋根が周りに落ちてない...
家主さんにお聞きしたところ、
「どっかいった」
とのこと。
どこに行ったんだ笑
ありえないことが起こり続けるのが自然災害。
これもまたありえないこと。
今日は2軒見させてもらいました。
富津市というところですが、山中地区の被害が甚大。
読んで字のごとく、山の中の集落。
おじいさんとおばあさんが二人で暮らしていた築150年は経っているであろう古民家。
多くの人間に事実を知ってもらうために、何枚か撮影させていただいた。
外のトタンが風に飛ばされて土壁がむき出しになってしまっているお宅。
雨のせいで土壁も穴が開いてしまっていたり。
裏山が崩れた。
さらにこの左では大規模な土砂崩れが。
50mくらい流れてる。
よく命あった。本当によかったよ。
こうなってるから工事車両も入れなければ普通自動車も入れない。
早いとこ多くの支援者がこないと完全に崩れてしまうかもしれない。
ここの老夫婦は何から手を付けていいか分からない状態だった。
市の職員は見に来ることもなくボランティアに指示するだけ。
床下に泥が溜まっているのに、
「畳上げて床板拭いて消毒してください。」
そもそも裏山が崩れ土砂が床下にあるのすら知らない。
もう2週間くらいが経ちます。
被害範囲が広く、大変かと思いますが、とりあえず自分たちの目で見て判断してほしい。
被害を受けた人は何をしたらいいか分からない人が多すぎるんです。
僕はある程度経験があるのでおじいちゃんたちに次にどうするか、どうなるか、流れを言うことができましたが、経験のない方が今日の案件をやっても、今何をするべきか分からなかったと思います。
これ、本当に怖いことなんです。
結局ボランティアセンターから支持されたことには手を付けず、まずやらなければいけないことを優先してこっちの判断でさせてもらいました。
最後におじいちゃんが涙を浮かべ「ありがとう」と深く頭を下げてくれたのは一生忘れない。
僕は思った。
「本当に命あってよかった。」
ホッとしました。
出会えてよかった。
ほーんと優しい笑顔だった。
ありがとう。
こんな場所がたくさんあると思います。
僕は明日も富津市に行こうと思います。
休日と平日の人の入りを見て来たいと思います。
皆さんに少しでも現地のことを伝えられたらと思います。