暇だと記事のネタが意外と増える、大使です。
友達が遊びに来れないので誰かを案内したよ~っていう記事がなくなりました。
こればっかしは仕方がないことではございます。
家にいる時間が増えたわけですけども、家時間初めの方は、
「やばいぞ、ブログのネタがなくなるかも...」
そんな不安を抱えていたわけです。
でもなんか国会中継をBGMにしていると意外とネタが舞い降りてくるんですね。
国会中継、すごい。
田村厚生大臣超早口だし菅さんはやる気ない感じがいいBGMです。
今回の記事も岐阜はすごいんだぞというアピール。
もはや毎回そうなんですけども。
岐阜県(岐阜)は全国一位の部門がたくさんあります。
・育児休暇取得率
・水力エネルギー
・刃物の生産
・枡の生産量
・柿の消費量
・喫茶代消費額
本日の記事は「喫茶代の消費額」について。
喫茶店といえば全国の皆様のイメージはなんでしょうか。
・店内照明が暗く、落ち着いた雰囲気
・レトロでノスタルジック
・カウンター席とボックス席
・個人経営店
・マスターがいる
・コーヒーが濃い
・モーニング
こんな感じでしょうか?
カフェと喫茶店の明確な違い(法律的な)はあるんですが、正直グレーゾーン。
では、岐阜市の皆さんの喫茶店のイメージは?
もはや一強。
モーニングであります。
大使ツアーに参加された方は朝、喫茶店へモーニングをしに行くことがございます。
参加された方は岐阜モーニングの破壊力に驚いたことでしょう。
そもそもモーニングの発祥はどこなのか。
愛知県の一宮市であります。
そっ、お隣の一宮市。
なんだ、岐阜じゃないのか。
そう思いなさんな。
これから巻き返します。
美川憲一の柳ケ瀬ブルースがヒットする少し前、繊維業の最盛期(1950年代)。
繊維の町一宮は大いに盛り上がりました。
その盛り上がりはすごくて、織り機がガチャンと一回動くたびに一万円の儲けが出たことから「ガチャマン」と言われるほど。
昼夜を問わず稼働していたので夜勤終わりに喫茶店でコーヒーと共に食事を提供した、朝からの商談で提供されたとされています。
そのモーニング文化は言うまでもなく川を渡ってすぐの岐阜市にもその流れは入ってきます。
今では一宮と岐阜はJRで最速10分かかりません。
そりゃ文化は出入りしますよね。
話が逸れますが...
JR岐阜駅前(国鉄時代)には岐阜繊維問屋街というレトロな商店街があります。
行ったことありますかね?
今でこそ文字通り「シャッター街」であります。
しかし、薄暗いシャッター街を散歩しているとぎゅうぎゅうにお店が詰め込まれていることに気が付きます。
写真のような通りが繊維問屋街には何本もあります。
一宮で繊維業が発展したと同じころからこの繊維問屋街も盛り上がりました。
駅前はとっても華やかに飾られ、ハイカラですね。
今よりも盛り上がっておりますね。
すごい活気だ。
当時、岐阜と言えば繊維問屋街と柳ケ瀬商店街。
この二つの発展は岐阜の発展とは切っても切れないものでした。
当時の柳ケ瀬の様子も。
真っ直ぐに歩けない、肩と肩がぶつからないと歩けない、など当時日本一の商店街と言われるまで盛り上がりました。
繊維問屋街も同じ。
この両街の発展とともに喫茶店文化、モーニング文化は浸透していきます。
岐阜でモーニングが育っていた背景の話はいくつかありますが一番腑に落ちたのは、一宮の繊維業で儲かった企業が「もっと儲けられないか」と企み、柳ケ瀬や岐阜駅界隈に喫茶店を次々と出店していったんですね。
当時は岐阜から一宮に働きに出ている人がとても多くいたので、出社前、出社後に喫茶店に行く人が増加。儲からないはずがなかったんです。
最初にそのような感じで喫茶店が出現、その後モーニングの激戦区となりました。
繊維街にあるお店で打ち合わせ、商談等やるにはお店が狭く、「喫茶店でお話でも。」となったのも喫茶店大国になった所以。
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そして現在。
都道府県別の喫茶代消費金額全国一位、岐阜市(14,522円)。
全国平均金額が7,005円なので、なんと全国平均の二倍です。
外食消費金額を見てみても、岐阜市は上位に位置し続けています。
基本的に外食が大好きな市民性、県民性。
ちなみに人口1,000人当たりの飲食店数も岐阜県は全国一位です。
それほど岐阜にとって喫茶店が密接に関係しているわけであります。
そしてモーニングがこの金額の下支えをしていることも明白であります。
これは県として誇るべきですし、喫茶文化を守っていかなければいけないです。
長くなったので二部に分けますね。
次の記事もお楽しみに~。