毎朝のコーヒーは絶対にかかせない、大使です。
高山市街の桜は、ほぼ散りました。
今年も綺麗な姿を見せていただきました〇
高山祭とも少しだけ一緒になり、桜と屋台のコラボも。
嬉しかったな。
標高570mの山岳都市で桜が終了。
次の桜はもっと標高が上がった寒い場所の桜です。
朝日町「青屋神明神社シダレザクラ」
であります。
ここの標高は約800mです。
今はこの辺りが満開。
鏡張りのシダレザクラを見ることができる。
漆黒の闇の中にフワッと浮かんでいるシダレザクラ。
風がなく、波が立っていない時にしか見られない奇跡の光景。
公共交通機関で行くことができないため、車を保有している者のみが見られる。
桜が満開とはいえ、標高800mの夜は極寒。
これから先の短い時間で見に行かれる方はしっかり防寒を。
この桜を記事にしてみたけど、あまり書くことがない。
書くことがないっていうのは、この場所で見ることですべてを感じられるので、伝えきれないんだよな~
正面から見るのもいいですが、少し角度をつけるとまた違った表情に。
桜には正面があると思っています。
桜自身が「こっちから見てよ!」と言っているのを上手く聞くことができるか。
中橋の桜だって、臥龍桜だって、淡墨桜だって正面がある。
そこを見つけ、シャッターを押すことができれば、完璧な構図になるわけです。
この桜は...
難しいよね。
鏡張りありきの正面なら、田んぼ越しだと思いますが、鏡張りとか関係なくの正面ならこの場所だと思うな~
幹から枝の先端までの距離とかはこの角度でしか分からないですからね~
シダレザクラもおそらくアピールしておきたいポイントの一つだと思う。
薄く張られた水も、桜が映りこめば立体感が生まれる。
本来水を張るにはまだまだ早いはずなんですが、この田んぼの持ち主の心意気で桜の満開に合わせて水を張ってくれています。
こういう桜に対しての愛っていうのがすごく素敵。
おそらくこの木が桜でなければこんなことはしてないと思います。
って考えると、桜って日本人の心を簡単に動かしてしまう生き物なんですよね。
一年に一回満開になり、すぐに散る。
散ったその瞬間から来年のための準備をする。
そして蕾になり、また一年後、誰かに教わるでもなく満開になる。
あとは桜って花びらが下を向くじゃないですか。
下を向いて咲く花は少ないと思います。
なので人々は決まって桜の下で花見をするのかもしれない。
桜の下で昼寝をするのかもしれない。
山間の小さな神社の前に咲くシダレザクラ。
風が急に吹き出すこともあるので、本当にこの景色が見られるのはタイミングです。
行けると思った時に行ってください。
と言ってもすでに満開を迎えているので、1週間以内がいいですね。
残す桜は荘川桜。
この桜も見に行くことができればご紹介いたします。