飛騨は本当に天気予報当てにならない、大使です。
日本は海外に比べてみてもゴミが落ちていない国として知られています。
そうかなぁ?と疑問になることもありますが、確かに訪れた国を思い返してみると確かに日本はゴミが落ちてないなぁ。となります。
多くの観光客が訪れる日本の観光地はさらにゴミが落ちていない。
そんな気がします。
中でも飛騨高山(古い町並み界隈)は住民の意識も高く、ゴミが落ちていても次の日にはそのゴミは拾われています。
美しい景色は住民の意識の下で成り立っている。
観光客のかたが「非日常」を求め、飛騨高山へやってくる。
非日常にゴミは必要ないわけで、住民の美意識と相まって綺麗な町並みになっています。
よ~く町並みを見てみる。
時間帯にもよりますが、古い町並みのお店がオープンする前の朝9時ごろ。
お店の人たちは、水路を掃除し、打ち水をする。
壁の蜘蛛の巣やほこりを箒で取る。
上三之町の通りが一番有名ですが、ほとんど町並みに蜘蛛の巣はない。
冬。
屋根の設計もありますが、上三之町に氷柱ができることもめったにない。
これは観光客のかたが”安心安全”に過ごせるように、という飛騨高山からのおもてなし。
氷柱が大きくなる前に、お店の方、住民は氷柱を撤去する。
この町に住むとこういうことに気づいてくる。
観光客として訪れていた時は、そういうことに気が付くはずもない。
住民の思いに目を向けるよりも目の前の飛騨牛にかぶりつくほうが優先だから。
これから飛騨高山へ遊びにいらっしゃる方、他の地域で見られるかどうかは分かりませんが、住民の方の「美」への意識にも目を向けてみて下さい。
ただ一つ言えるのは、この町の観光への意識はすごく高い。