来世はシアトルに生まれてみたい、大使です。
岐阜県、いきなり失礼に当たりますが、日の当たる町と当たらない町が存在します。
岐阜市や大垣市、下呂市や高山市なんてのは日の当たる町。
要は知名度があるかどうかってことです。
今回行ってきたお店は「七宗町」です。
まず、読めますでしょうか。
「Hichisou-cho」であります。
実は地質王国。
タモさんなら3日は滞在できるはずです。
日本最古級の岩石が発見されている町です。
そんな七宗町にある純喫茶をご紹介。
国道41号線から七宗町市街に入り、町を抜けたすぐ。
旧街道沿いにそのお店はあります。
こだま
であります。
くるくるは健在。
駐車場はかなり広いので昔はドライブイン的な感じで使われていたのでしょうか。
外観。
レトロですね~
この写真で新しいものは自販機くらいでしょうか。
こんな感じ。
上麻生礫岩の如く、現代に残る遺産です。
さて、遺産へ入店しま...
七宗町はきっと、鍵を落としやすい町なのかもしれない。
もしくは、鍵を落としやすい店なのかもしれない。
下の方はクリスマスの朝に鍵を落としております。
ぐでたまはマスターの手書き。
懐かしき食品サンプル。
年季が入っており、多くのものが黒ずんでいる。
店内はレトロそのもの。
時が止まっております。
変わったことと言えば、喫煙が禁煙になったことでしょうか。
メニューは壁に。
全体的にお安めですね。
僕はナポリタンを注文。
マスターが作ってくれている間にレトロを体感。
店内をウロウロします。
すると、
どんだけ落とし物するんや!
しかも入歯って!大事やん。入歯入れたことないから知らんけど。
きっと、車のカギと同じくらい大事じゃないのかしら。
見つかりますように。
マンガや新聞が置いてあったり、テレビでひたすら通販が流れているのとかカオス。
ひたすら「青さかな習慣」が流れていたので、電話しそうでした。
さて、ナポリタンが着陸します。
はぁ~~~~~~~
美味しそう~~~~~~~
ハムがこんな形で乗っているナポリタンは初めて見た。
そうそう見つかるものでもないですが笑
野菜、ソーセージと共に、ハムです。
玉子も確実に2つは敷いてあります。もしかしたら3つ。
あ、ナポリタンは絶対に鉄板ですからね。
これだけは譲れない。
ナポリタンをお皿で食べたこと、人生で一度しかありませんが、それがいつか忘れました。
ちんちんの鉄板に玉子を敷いて、重量感のあるナポリタンを載せるので、玉子が、
いい感じに焦げております。
年季の入った鉄板の上には暴力的な量の麺。
ものすごくシンプルで、食べてて飽きることがない。
粉チーズをかけ、食べ進めますが、あまりのボリューム感にお腹がパンパン。
しかし本当に懐かしく、本当に美味しい。
そこにマスターがやってきて、
「ゆで卵、サービス」
うれしい~~~~~~
が、
お腹がいっぱいで食べれない笑
家まで持ち帰らせていただきました。
ギリギリで食べ終わると、マスターが顔を出してきました。
「終わった?コーヒー持ってくるわ」
コーヒーもあるんかい~!
「コーヒーもついてくるの?」
「そう、ランチの人にはサービス」
サービス精神の神。
純喫茶ならではの深い苦いコーヒーがナポリタンの口を中和させます。
最高の食後コーヒーだ。
コーヒーを飲みながら見渡すと、まさに昭和レトロ。
タイムスリップしました。
テレビは青さかな習慣から韓流ドラマへ。
マスターの本心で見ているものなのかどうかはなぞのまま。
さて、会計。
「ごちそうさま~」
「500円ね」
「!?!?!?」
僕はそっとマスターに500円を渡しました。
ちょっとお話もした。
この地では40年以上店を構えているみたい。
その前は、岐阜のホテルの厨房でチーフ、名古屋のホテルの厨房でチーフ。
素晴らしい過去をお持ちのマスターが作るナポリタン。
そのクオリティに満足できました。
また近く行った時は食べに行きたいなぁ。
ぜひ皆さんもお店に行ってみて下さい〇
あ、落とし物だけは気をつけて。