浅尾美和は岐阜に住みながら三重の観光大使、大使です。
7月1日
ついに高山本線に新型車両HC85が登場します。
新型車両の試験運転登場から何年か経ってますが、もう一か月後。
時が経つのは本当に早い。
そんないつ乗れなくなるか分からない現行の特急ひだ(キハ85)に乗ってきました。
区間は高山→岐阜です。
約2時間揺られます。幸せ。
朝一番の特急に乗っていきます。
古い町並みは静か。
朝です。
チケット買ってないから急いで駅へ行きたいんだけれど、急がしてくれない。
景色が急がしてくれないのです。
本当に綺麗だ。最高。
6時46分発。
何とか間に合います。
チケットを購入。
名古屋方面へ行くならもちろん自由席。
後でご説明しましょう。
もう紹介されていました。
新型車両すごく楽しみです。
一番最初に改札を抜け、車両へ向かう。
名古屋方面へ向かうひだは一番先頭車両が自由席。
よほどの混雑でない限り、座れます。
なので自由席。
まぁ早朝ってのもあって高山から乗ってくる人は少ない。
もちろん一番最初に乗ったので貸切状態です。
そして自由席の一番前の席へ。
そうなんです。
現行の車両は名古屋方面だと展望席なんです。
この景色が岐阜まで続きます。
いざ、高山へ。
じゃない、岐阜へ。
現行ひだの売りはたくさんありますが、僕は座り心地に着目したい。
この座席、すごく座りやすいんです。
フワフワなんだけど、長距離でも腰が痛くならない固さなんです。
最近の車両は全て固めの座席な気がするので長距離には向いておらず。
この車両本当に最高である。
この椅子に座り、出発。
かつては「ワイドビュー」と名がついていた通り、大きな窓からは飛騨川沿いの絶景が楽しめます。
絶景が溢れすぎて、3日間寝てないとかっていう人以外、寝れない。
前を見れば展望です。
残念ながら新型車両になれば展望席はなくなります。
なのでこの絶景を見たいのであれば今のうちに。
だから乗りにきたのです。
新緑。
エメラルドグリーンの川。
数々の奇岩。
まさに岐阜を象徴する路線、高山本線。
車両が古く、カーブが多いため乗り心地はそこまで良くない。
その乗り心地をシートでカバーしている感じ。
「現行のひだは乗り心地というよりは景色を楽しむアトラクションである。」
アリストテレスが言いそうな言葉ですが、大使の言葉です。
朝は風も吹かないので綺麗に反射します。
ここは下原ダム。
道路側からの景色が有名ですが、線路側からも素敵です。
中山七里、飛水峡と飛騨川の景勝地を通っていきます。
高山→下油井
あたりまでの地質は流紋岩。
下油井→美濃太田
くらいまでの地質がチャート。
こういう変化の楽しみもあります。
岩の色が変わったり、形が変わったりするので気にして見てみて下さい。
そんでもって
高山→白川口の区間はCD席。
白川口→岐阜の区間はAB席。
大使調べで川が見続けられる席であります。
どちらを取るかは、お任せいたします。
どうじゃこの顔面。
かっこよすぎんか。
人によっては乗り心地が悪いとかめちゃくちゃ揺れるとか酷評される車両なんですが、僕は大好きな車両です。
子供のころから家から毎日見えてましたから。
なので、いつまでたっても憧れなのです。
ひだと共に歩んだ32年間と言えるでしょう。
これから新型に置き換わっていくでしょうが、高山市はこの車両を買い取ってポッポ公園に静態展示するべき。
どれだけ高山観光のために走ってくれたか!
いつ乗れなくなるのか分からないので、みなさんお早めに乗って飛騨へ遊びに来てくださいね。
ぜひ!