勝手に岐阜県観光大使

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開館日が年間30日程しかない民族館

古いものの匂いが意外と好き、大使です。

 

 

1年は365日というのは揺るがない事実。

年中無休のお店はたくさんありますが、年間30日くらいしか開かない施設があるのはご存知でしょうか。

そんな奇跡的な営業日に行ってきました。

その場所は高山市街地から北へ約50分。

 

到着。

まさに人よりも動物の方が多い場所。

 

飛騨みやがわ考古民族館

であります。

マジで誰もいない。

というかこんな山奥で人気もない場所でドア開けっぱなしって怖いでしょ。

クマ入ってくるぞ。

 

いつでも

とありますが、年間で30日程しか開いていません。

”いつでも”の定義。笑

誰もいませんが、スタッフが迎え入れてくれます。

スリッパを用意してくれる。

ここは旅館ですか?

 

唯一のスタッフに詳しいことを聞こうとしますが、まさかの今日が初日。

何も分かっていない感じでした。

7月13日に行ったので次の出勤8月になってしまうど。

 

ということで、歓迎されながら館内へ。

全ての撮影がOKです。

バンバンにPRしても良い博物館です。

 

入って一度疑問になります。

「ん?無料?」

とんでもない数の展示物たちが展示してある。

展示について、パンフレットから抜粋。

・民俗資料

 国重要有形民俗文化財2,800点

 宮川町を主に飛騨各地で収集した民俗資料約16,000点

・考古資料

 宮川町内で発掘調査で出土した旧石器時代~縄文時代までの考古資料40,000点

全てが展示されているわけではありませんが、とんでもない数の収蔵です。

ちなみに展示室に入ると急に古いものの匂いがします。

あまりにも展示数が多いので、何を撮ろうか記事にあげようか。

 

入って早々不気味である。

が、顔を見るとどこか愛らしい。

すべて手描きですね~

 

一つ一つの展示物に、誰が寄贈したのか、どこの住所か、展示物名が記載されていて、それを見るのも面白い。

今の時代、この展示方法アリなんですね。笑

説明書き等も細かくしてあってついつい見てしまう。

これ本当に無料でいいんだ。

 

蝿取り瓶

の展示の中にハエが捕らえられていた。

かわいそうに。

意図せず良い感じの展示方法に。

 

節分の時期にはこの板を雪の中に挿したそうですよ。

こんなホッコリする展示物もあります。

というかそんなに”高価な”展示物はありません。

もっともっと民俗資料はありますが、次のコーナーへ。

 

新しい地図。

これがどうして新しいか分かると言うと、とあるトンネルが描かれているからですね。

それにしても旧石器~縄文の遺跡が多いですね。

これけ営みと文化があったなんてここに来るまで知りませんでした。

これを見れただけでも入館料の価値はあります。(無ry...)

 

とんでもない展示数で驚きを隠せませんが、まだまだ考古館が…

まだこの先があるのか...

 

石皿も入ってますってのが分からなかった~

悔しいぞ...

こちらの考古館もボリュームがスゴイ。

 

まずは土器。

割れたものをくっつけてある感じですが、それにしても展示数がすごい。

割れながらもよくここまで出土したものです。

 

そしてこの「みやがわ考古民族館」の代名詞ともいえる展示物がこれ。

 

石棒

であります。

 

ここに書いてある通り石棒とは、

男性のシンボルを模ったと思われる縄文時代の呪術具・信仰具の一種。

この辺りの石棒製作は縄文時代中期の中ごろ(約4,500年前)に始まりますが、盛んに制作されたのは約3,500年前だそう。

「石棒ができるまで」と作り方が描いてありますが、こんな簡単に果たして作ることができるのでしょうか。

今度実際に作ってみようかn...

 

奥へ進めばみんな大好き石棒がほぼ祀られているような展示方法が。

 

こちらである。笑

写真なので分かりませんが、これ回転してます。笑

素敵でしょ?

全ての展示は「静」ですが、これだけ「動」です。

男性にとってもこの民族館にとっても”シンボル”であります。

こんなに立派ではありまs...余計なことは言わないでおきましょう。

そしてどぶろっくが頭をよぎります。

 

この大きなイチモツが展示してある場所がこの大きさ。

確認ですが、ここは無料です。

土器やらこの辺りで出土したイチモツがたくさん展示。

本当にびっくりするくらいの展示数。

 

ここで追加の驚きポイント。

 

二階があります。笑

もうどんだけ~!!!!!(古い)

 

かなり古いYAMAHAのピアノがポツンと置いてある。

ちなみに音は鳴りませんでした。

 

二階はジャンルが統一されているわけではなさそう。

急に水害のパネルが展示されていると思いきや、

 

軍隊手帳や、

 

昭和5年発行の紙幣。

和気清麻呂って人が描かれています。

 

こんな時代の宝くじも。

貴重ですね~

岐阜県の第一回宝くじです。

 

牧成舎の瓶牛乳には、

「もう一度よく見て渡れ手を上げて」

と書いてあります。

なぜ瓶に。

 

明治11年に豪雪降雪量30mってマジなんか?

30mってみんな〇ぬど?

ホントかどうかは分かりません。

 

写真で色々と伝えたいのですが、1,000文字、2,000文字の世界ではまったく伝えられない民族館。

実際に行ってみてほしい!

と思うのですが、いかんせん通常開館日が...

 

あと14日しかありません笑

もう半分以下なのです。

 

しかし!

”通常”開館があと14日なだけ!

裏技があります。

 

無人開館という強行技。

これは強行すぎるのよ笑

無人開館のスケジュール等は各自HPで確認ください。

電気とか自動で点灯したりするのかしら?

空調は?防犯対策は?

というか通常時でも空調はついてませんでした。

色々謎である。

 

とにかくお値段以上の民族館です。(無料)

興味のある人にはぜひ行ってみてください~

www.city.hida.gifu.jp