勝手に岐阜県観光大使

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美しき国宝・通潤橋、500円は安すぎる

最近メラノCCを使っている、大使です。

 

 

昨日は山都町の円形分水を紹介しました。

いつ見ても美しすぎる人工物。

 

本日はさらに美しい人工構造物を。

その名前は、

 

通潤橋(国宝)

であります。

 

通潤橋という大きな石づくりの橋があります。

その橋上を歩くための通行証です。

誰でももらえるわけではなく、通行料を支払った人間のみもらえます。

通行料は500円。

安いか高いかは人それぞれ。

 

通行料を支払う場所からはこの景色。

 

も~

ホントどこにでもおるな~

久々に見ると、「お~くまモン!」ってなるけど、もう三日目。

特に何も思わなくなりました。

って今回の目的地はくまさんの奥に見える橋。

 

橋に近づいてみましょう。

 

この美しさ。

見事としか言いようがありません。

 

この場所までは誰でも、お金をかけずに行くことができます。

 

この上まで上がれるのはたったワンコインを支払った者だけ。

門番がいるので先ほどのシールを見せつけます。

 

それにしても美しすぎる。

近づけばその美しさは際立ちます。

チョロチョロと水が漏れ出しているのも含めて美しい。

 

水面のレベルから橋上のレベルまでは階段で上がっていきます。

 

上からでも、美しいものは美しい。

500円を支払った者だけが眺められる絶景である。

 

ちなみに放水口からは一日に15分くらい放水があります。

13時から15分間のみ。

それにめがけて訪問しました。

 

橋の上にある水路。

止水版がたくさんあって興奮する。

ここの止水板を下げたり、上げたりで水量を調整します。

止水板の操作権を得れるのであれば、一生遊んでいられる気がします。

 

橋の上に行ってみましょう。

 

もちろん柵なんてのはありません。

ただ白線が引かれているだけ。

下までの高さは約20mです。

放水の瞬間を今か今かと待っている人がたくさんいますね。

あそこは無料エリアです。

 

さ、13時です。

サイレンなどはなく、放水は急に始まります。

 

おおおおお...

で、出たぞっ...!

 

すごすぎるぅ~!!!!!

しかもけっこう遠くまで飛ぶ。

美しすぎます。

最高すぎて「すげぇ」しか言葉が出てこない。

15分しか放水はありません。

有料観客なので行けるとこまで行きます。

橋を渡りましょう。

 

素晴らしい放物線です。

ドラゴンズが描きたくてもなかなか描けなかった最高の放物線。

来年は頼みます。

通潤橋に願いを込めて。

 

白線の内側までお下がりください。

高所恐怖症の方はこの位置での鑑賞はまず無理でしょう。

 

そして我々はワンコイン支払った者だけが行ける場所へ。

 

この迫力である。

言葉はないですね。

本当に美しい。その一言だけです。

ワンコイン支払っただけです。

この美しさをほぼひとり占めです。

贅沢だなぁ。

 

この水路橋は未だに使われており、白糸台地という場所へ水を繋げている。

昨日記事にした円形分水で分けられた水は、この水路橋を通って白糸台地へ。

先ほど見てきた水路の水はここに流れてくるのです。

水路ってロマンあるでしょ?

そもそも水路がなければ我々の暮らしというのは存在しません。

生活用水、工業用水、農業用水。

我々の生活は水路なしでは成立しないのです。

それを愛でるという事は、最高の感謝の証なのです。

 

15分経ち、水は止まりました。

橋の上には三本の石畳。

それぞれが水路になっていて、向こう側からこちら側へ高低差を使って水を送っています。

ブロック状の石畳は、それぞれが漆喰でしっかりと固められていて水漏れなどはない。

当時の石工の技術が垣間見れます。

 

そしてこの後は滝を見に行きます。

放水の水を操っていたおじさんに教えてもらいました。

 

滝って言ってもね、岐阜県は滝王国ですよ...

 

エグイのきた笑

五老ヶ滝

であります。

溶岩台地を削り出来上がった見事な滝壺。

通潤橋の真下を流れていた川がこの滝になります。

円形分水→通潤橋→五老ヶ滝。

水の進路を無事に見届けました。

 

ということもあり、彩りは四季の中では一番美しい。

山都町、すごいぞ。

ちなみにこの滝はお金を払わなくても見に来れます。

これは見に来る価値ありです。

滝壺近くまで下りれますが、約50m下ります。

そんな元気はないのでここで終わります。

 

帰りは通潤橋の上を通り車へ。

 

加藤清正が生きた時代には完成していなかった通潤橋でありますが、石垣の名手がこの造りを見たらどう思うのでしょうか。

約170年前に造られた通潤橋。

アーチへとつながるこの部分が一番の萌えポイント。

美しい打ち込み接ぎは白の石垣にも負けてはいない。

 

当時の人はこの水路橋を見て何を思っていたのでしょうか。

美しい?カッコいい?

今ではその美しさと役割が評価され、国宝に指定されております。

その昔は生活には欠かせなかった命の橋。

たくさんの人を救い、たくさんの人を安心させたでしょう。

 

正直、この橋を味わうのに500円は安すぎます。

駐車料金に500円。

橋の上に行くのに1,000円でもいいでしょう。

ここにはそれだけの価値があります。

そしてこの先も残さないといけません。

 

なんなら世界遺産に...

その時は円形分水も一緒に登録されたらいいなぁ。

 

本当に美しい光景が見れます。

500円を支払い、ぜひ橋上へ行ってみてください。

感動しますよ。

 

でも最後は、安いと感じるか高いと感じるかは人それぞれです。

放水日、放水時間はHP見てご確認願います。