今年は悲しいことが多すぎる、大使です。
その土地の名前が付いた商品とういうのはその土地のお土産、食文化などのフラッグシップになる可能性があります。
「飛騨」と付く物はたくさんあり...
その中の一つ、飛騨牛乳。

ついに発表された衝撃事実。
3月20日を最後に牛乳などの製造を完全に終了いたします。
これは一つの時代の終わりを告げるとともに、飛騨の価値が著しく下がる事実です。

我々市民にはもうどうすることもできないこと。
だけどもすごく悲しい。
いや、だからこそものすごく悲しいのかもしれないです。
どうしたら良かったんだろうか。
と言ってもどうしようもないか。
このブログでも何度も登場してきた飛騨牛乳。
75年もの間、飛騨の人々や全国の人々の心を潤してきました。
本当にありがとうございました。

私は移住組なので分かりませんが、この土地で生まれ、この土地の学校へ通って給食で飲んできた人たちはもっともっともっともっと悲しいはずです。
去年、飛騨パインや飛騨オレンジ、飛騨コーヒーなどの”色付き”の瓶牛乳が製造できなくなり、紙パックのみの販売になりました。
理由は洗浄する機械を直すことができないから。(あくまでも担当者から聞いた話)
平成21年に工場移転した際の負債を返せず、洗浄の機械も直せず、餌代や光熱費の高騰も重なり...解散。
誰がこんな結末を予想したでしょうか。
本当に、本当に残念です。無念。
とにかく高山は大きな悲しみと不安、絶望感に包まれております。
全国のお店で使われていたり、全国の皆様から愛されていた飛騨牛乳。
飛騨牛乳を愛する人がみんな悲しみに包まれております。
まーでも決まってしまったのでね。
受け入れるしか仕方ない。
本日飛騨牛乳に確認したところ、パイン牛乳とオレンジ牛乳の製造は2月27日が最終だそうです。
しかし!
今日現在スーパーに行くと、(高山物産館も含め)

あったあった。

うぎゃ!
オレンジとパインが大人気...
飛騨牛乳の回では決まって書いてますが、観光客はこのフルーツ牛乳を買いません。
普通のコーヒーか、コーヒー牛乳を買います。
オレンジとパインがなくなっているという事は、地元民が買い占めたということでしょうか。
これだけ売れているので問い合わせてみると、今日現在飛騨牛乳工場に在庫がなく納品が間に合っていないそうです。
こういう時ってネガティブな考えをすると、このまま製造を再開せず、そのまま終売…というのが最悪のパターン。
それはないと信じたい。

飲める人は最後の最後に飲んでおきましょう。
見つけた人は迷わずに買いましょう。
現在飛騨牛乳は「飛騨牛乳ブランド」を継承してくれる企業に話をしているそう。
どういった形であれ、「飛騨牛乳」というブランドはなくさないでほしいな。
味付き牛乳なのか、ヨーグルトなのか、アイスなのか。
どんなものでもいいのですが、夏ごろまでには結果が出るそうです。
どうか、良い方向へ転がると良いな。

もう少ししか楽しむことができませんが、来飛騨された方、お住いの近くで飛騨牛乳を見かけた方。
ぜひ飲んでおいてください。
送料着払いとかでよければ送りますので声かけてください。
まぁ、見つけれればですが...
あ~、飛騨が寂しくなるなぁ。
飛騨の価値も下がってしまうなぁ。
受け入れるしか、ないなぁ...

今まで本当にありがとうございました!
生涯忘れることのない、お風呂上がりに美味しいフルーツ牛乳を私は語り継ぎます。