気が付いたら化粧水を塗ってない毎日、大使です。
淡墨桜の記事を先日書きました。
満開直前でしたが美しく、1,500年の生命力を感じました。
さて、帰ろうか。
と思ったんですが、何やらマップの桜近辺にピンを立てている。
せっかくここまで来たなら行きましょう行ってやりましょう。
その場所は桜からは10分ほど。
10分もかからないと思いますが、途中から道幅が1台分しかない道を少しだけ進みます。
そして目的のものが見えました。

へいへいへい...
大好物ですやん...
日本三大桜よりも興奮するジャンルです。

鷲巣谷第1砂防堰堤
であります。
ひらがなで書きましょう。
わしずたにだいいちさぼうえんてい
であります。
読み方なんてどうでもよくなるくらい美しいですね。
これだけ美しい堰堤にも関わらず、駐車場はなく激狭。
一台停めたら次に来る人はTHE ENDであります。
転回もできなくなるので川に落ちるしか帰る方法はありません。

綺麗に積み上げられた花崗岩。
それにびっしりとスミレモが付着し、緑の苔との見事なコントラスト。
とっても美しいですね。
実はこの堰堤ですが、珍しい構造をしています。

むむむ!
ラピュタか?
堰堤の中が通路になっており、流れ落ちる水の真下を通ることができるんです。
これはさらに興奮要素。
それにしても綺麗に石積みされてますね。
私が積むよりも上手です。
さて進んでいきましょうか!

ふぁ~!!!!!
良いですね~!
夏に行きたい!ちょっと寒い!
なにやらこの場所この構造、近くに建っている石碑によると堰堤としては日本で初めての構造らしいです。
すんごいじゃん。
それにしても見事です。
一度通過して反対側へ。

逆サイドも美しい~
ヨーロッパの遺産みたいです。

ここ!
堰堤の構造的には全く必要ない水が滑り落ちるデザインだとは思うんですけど、あえてこのデザインにしているのがすごく好き。
しかもこんな山奥で一日何人に見られるかも分からないような堰堤。
花崗岩の積み方も然り、かなりの意識の高さを感じます。

非日常でゾクゾクするね。
熊が出るかもしれないという緊張感もゾクゾクを倍増させます。

ほんでやっぱここは爽快感抜群~!
本当に素晴らしい堰堤です。
この堰堤を眺めながらチェアリングしたいですね。
コーヒー片手に見ることができたのなら、最高の休日になるでしょう。
熊だけ気を付けましょう。
名残惜しいですが、別れを告げます。
また来まーす!
堰堤の近くに気になるスポットがもう一つあったので行ってみることに。

ここは濃尾地震の爪痕。
1891年に濃尾地震が発生。
震度7の直下型地震でした。
この地震で南北76キロの断層が発見されました。
その断層が左側にズレているのが見れます。
茶の木がS字に曲がっていますが、写真下の位置が元の位置。
グッと左にズレたのがよく分かります。
ここに来ると地球のとてつもないパワーを感じます。
地震大国の日本。
ここも併せて行っておきたいですね。
堰堤も断層もぜひ行ってみてください~