首里城の早期復興を心より祈ってます、大使です。
帰宅して一息つきました。
皆さんから支援金をいただいて活動してきた長野支援活動。
活動報告したいと思います。
長野県長野市穂保地区、赤沼南地区で活動させていただきました。
どんな地域か。
穂保地区。
まさに千曲川が決壊し、直で濁流が流れ込んだ地域。
赤沼南地区。
決壊場所から下にいったとこ。
穂保と同様、多くの濁流が町を呑み込んだ場所。
リンゴ畑に意思なく迷い込んだ軽自動車。
どこから流れたのか、全く分からないですが。
この日、活動させていただいたYさん宅。
土壁は崩れ落ち、壁やガラスには生々しい水位の痕。
道路からの最高水位は約3mかな。
長沼公民館の自動ドアは水圧で押し出される。
もちろん中の自動ドアも水圧で押される。
水は逃げ場がないと力で押し通すようです。
しっかりと過去の洪水が記録してあります。
水に流してはいけない。ホントにソレ。
今回の水害は過去の水位を大幅に超える水害になりました。
活動させていただいたお宅のおばあちゃんも、
「私も過去におばあちゃんから水害のことは聞いていたの。だからいち早く逃げたわ」
伝え続けるということはこういうこと。
上手く伝えてなかったり伝えられても意識していなかったりすると、その地域では犠牲者が多く出る。(もちろん色んな状況はありますが。)
天井近くまで浸水。
本棚に泥。
床にも泥。
泥で町は一夜にして埋め尽くされた。
Yさん宅の床下の泥はほとんど取り除かれていました。
しかし、
床を剥がすことできず、潜らないと泥を出せない箇所にはこんなにびっしり泥が。
通気性が悪く30㎝程溜まった泥は水分を多く含み、見た目以上に重い。
スコップに載せるとずっしり。
女性だと...男性でも何杯も連続で一輪車にいれるのはきついです。
時間的にすべて取り除くことができませんでしたが、こういう細かい場所を取り除かないと、床板をすべて戻してしまうと永久的に泥が残ってしまいます。
写真の半分ちょっと向こうくらいまで取り出せました。
パノラマ写真。
茶色一色の写真ですが、水害前は目の前の何もない場所にはリンゴ畑が広がっていて、向こうの家は見えなかったそう。
そうです、目の前の何もない場所を大量の濁流が流れていきました。
「本流」になったわけですね。
ちなみに写真の右端から左端まで家が流されました。
その距離約150mであります。
「本流」の流れに乗って。
水が本気出しちゃうと家だってこうなっちゃう。
パノラマ写真と比べてみると、目の前の重機倒れてませんでしたか?
消防士を含めた僕たちマンパワーで起こしました。
意外といけるもんです。
ご覧の通り、水害から2週間経ってこの状況。
圧倒的にお手伝いの人が足りません。
強制はしません、もちろん自発的に動いてほしいので。
でも、力になりたいなどお考えの方、動いてください。
僕、私のひとりの力じゃ何も変わらない、何ができる。
なんて考えている人いるかと思います。
動けるのにその場で何かを考えている方がマイナスです。
何かを考えていても泥は撤去できないし、畳は運べない。
遠くで心だけ寄り添っても何も変わらない。
動きましょう。
待ってる人、たっくさんいます。
僕は皆さんの笑顔のために動けるだけ動きます。
誰よりも現地へ足を運べるよう、頑張る。
今週中クラウドファンディングを締め切ります。
どうしても動けない方、僕たちに託してください。
11月5日~8日までマネージャーの少年と長野へ支援に行きます。
直接の支援金や口座振り込みも受け付けてますので、お気軽に問い合わせてください。
支援金の使い道は主に宿泊費やガソリン代です。
明日の記事も引き続き活動報告です。