勝手に岐阜県観光大使

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岐阜県観光大使の思うこと~西日本を襲った大雨災害、日本の災害、シェアしてほしいな。~

今月に入り西日本を中心に未曽有の大雨が襲い各地で被害が確認されています。

岐阜県郡上市ひるがのでは今月3日からの総雨量が1,000㎜を超えて観測史上最大を記録しています。

大変不名誉な記録ですね。

 

そうだ、

皆さんからご心配の連絡をたくさんいただきました。

幸いにも僕は無事です。ありがとうございます。

 

清流長良川が流れる岐阜市内では14年ぶりに大宮陸閘、長良陸閘が閉じられ岐阜市民が本当に危機が迫っていると実感したことでしょう。

清流のイメージとはかけ離れた色の長良川でした。(現在も)

長良川の決壊、氾濫は避けられましたが、関市の津保川が氾濫。車に乗っていた70代の男性が車ごと流されて亡くなりました。

その他にも県内各所に傷跡が。(主に土砂くずれ)

これ以上に被害が広がらないように願うばかりです。

 

 

災害を広範囲に見てみると広島県岡山県愛媛県などで大きな被害が。

目を覆いたくなる地獄絵図のような光景がテレビニュースやネットニュースを埋め尽くします。

「本当にリアルタイムで起きている災害なのか。」

「本当にこの映像は日本なのか。」

 

2011年3月11日東日本大震災のあの瞬間と同じ感情になりました。

自分はハリウッド映画でも見ているのか?

 

「災害大国」という言葉がピッタリ当てはまってしまった今回の大雨災害。

 

そして大雨が降っている中、千葉県で起きた震度5弱の地震

頭によぎる日本沈没の4文字。

 

そして昨日になってやっと設置された災害対策本部

今まであなたたちは何を見てきたのか。

 もう少し早く設置することができたのではないか。

後手後手がお得意の政治家さん。

日本を本当に守ろうとする気があるのかないのか。

甚だ疑問であります。

安倍さんが言いました。

「...また、現在、多くの方が避難所などで、不安な時を過ごしています。各位にあっては、これまでの災害の教訓を十分にいかし、被災府県、被災市町村としっかりと連携しながら...」(一部抜粋)

これまでの災害の教訓を十分にいかし...

対策本部の設置スピードはいままでの教訓をいかせてないようにしかみえません。

日本は災害大国なんだから戦闘機開発に力を入れるんじゃなくってこういう時に力を発揮する(人命救助)重機をたくさん開発するべき。

 

 

話は変わりますが、4年前広島県豪雨災害でボランティアに行きました。

初めての災害ボランティア。

勢いで来たものの”現場”をよく分かっておらず、凄惨すぎる現場を目にして二度と同じような災害が起こってほしくないと願いました。

それと同時に「人の命とは一瞬で消えるもの」を実感。

 

その後熊本、福岡と毎年のように大きな災害が続きましたね。

その際も災害ボランティアに行きましたが、感じることは4年前の広島豪雨災害の時と同じ。

 

「目の前の家の人が亡くなったんだよ。」

 

そんな風に肩を落としていた広島県の桑原さん。

そう、だって昨日まで普通にあった日常。

一瞬で奪われた日常。

 

「昨日まで生きていたのに...」

 

生きているということに関して本気で考えた。

日常とは常に死と隣り合わせなんだ。

 

 

熊本地震の時、阿蘇の避難所にお邪魔しました。

その時お話しした90代のおじいちゃん。

 

「長く生きすぎた、もう少し早く死んでればこんな思いをしなくても良かった。」

 

この言葉は重すぎたね。

長く生きるということはそれだけなにか災害に合うリスクが高いということ。

そんなリスクを背負うくらいなら死んだほうがよかった。ってことですよね。

 

 

震度7の揺れに二度も耐えた民家の瓦礫撤去に行った時、家の土台が30㎝程ずれているのを目の当たりに。家主のおじさんが言いました。

 

「家ってこんなにも動くんだよ。」

 

家なんて安全なもので”動く”ものではない。という僕たちの認識。

しかし実際に動いた(正確には浮いた)家を目にしたとき

「本当に安全な場所なんてこの世にない」

と感じました。

今回はたまたま西日本方面の被害が大きかっただけ。

少しでも東へ雲がずれていたら岐阜県はもっと被害が出ていたかもしれない。

本当に運です。

 

 

被災者の方にはそれぞれの生きてきた人生の物語があって、それが一夜にして、一日にして壊される現実。

そんなこと受け入れられるはずもないと思う。

ボランティアの人には無理して笑っているのも分かる。

自分が同じ立場なら笑ってられるのかな?

そんなことを思いながら作業を進めた。

考えてみてください、3時間前までは笑って会話をしていたのにその友達が災害によって亡くなってしまった時のこと。

 

 

熊本地震の時に阿蘇に行きました。

全国各地からの救援物資は意外と早く届き、その多くは水等の生活に必ず必要な物資。

でも阿蘇って湧き水が豊富なんですね。災害時もひとつしか枯れなかった。

その水を飲むことができたので送られてくる水の減りが遅かったんです。

しかしなおも届く水。

ついには保存庫にしていた体育館の床が抜けたそうです。

 

「本当に必要な支援とは何なのか。」

 

もちろん正解はないしピッタリ当てはまる支援なんてないです。

ピッタリ当てはめることは難しいですが、被災者側も明確に何が必要なのか発信するべきだと思います。

携帯が通じないなどネット環境が満足にいかないところもあると思います。

整ってからでいいので落ち着いて発信しましょう。

 

ただ共通して被災地を想う心、被災者を想う心は常に持っておきたい。

これがひょっとしたら本当の支援なのかもしれない。

 

自然災害の前に完全無力な人間。

でも、自然災害に立ち向かえるのって人間だけだと思うんです。

 

今回の災害では各地ボランティアセンターが開設されると思われます。

僕は行きます。ボランティアに。

そこに困っている人がいるならば小さな力にでもなります。

 

ボランティアに行きたいっていう人は数多くいます。

しかし、毎回毎回ボランティアセンターの情報等がボランティアへ正確に伝わらないことが多いです。

ボランティアも迷ってしまい、活動できるはずの時間に活動できず悔しい思いをします。これが一番悔しいんですね。

なのでこういうところも慎重に正確に行ってほしいですね。

 

 

人間一人が一日にどれだけ頑張っても作業できる量は分かってます。

ほんとに微々たるもので行ったことない人に

「え?そんなもんしかできんの?」

とか言われそうな気がします。

 

でも、本当に微々たるものなんです。

それが限界なんです。

そして自然って思った以上に手ごわくて恐怖です。

 

でも、

「被災地や被災者を救いたい」

って思う人間が一人でも多く存在して行動することによって微々たる力は強大な力に変わります。

 

義援金もそうですがお金が全てではありません。

お金がいくらもあってどれだけハイテクな重機を買おうが重機が入り込めない場所ってあるんです。

そういう場所って結局人なんですよね。

人が入っていって道を作るしかないんです。

 

義援金も信用信頼できるNPOを通したほうがいいですよ。

「災害=犯罪」は切っても切れない関係です。

本当に人間がすることではないと思える犯罪も多いですからね。

「犯罪=ビジネスチャンス」としている人もいるのが現実。

 

 

Facebook等見ていると結構メディア報道されていない災害場所の写真がアップされていたりします。

「なぜメディアは報道してくれないのか」という言葉と共に。

これに関しては仕方ない部分がありますよね。

災害箇所はどれだけもあるんです。すべてを取り上げて報道するなんて到底無理なこと。

それをメディアのせいにするのは僕は間違いだと思います。

まず被災地に行かなければどうしようもないですからね。

 

そこはメディアに文句を言わず、協力できる人を中心にして発信していかなければならないと思います。

 

助は必ず来ます。

その場所に行くにはいくつもの災害箇所を処理してから行かなければならないのかもしれません。

協力し合って助けを待ちましょう。

 

 

今回の災害は今までのように一か所に集中しているのではありません。

何か所も人の手、あなたの手を必要としています。

 

無理にとは言いません。もちろんボランティアなので。

時間がある人、余裕のある人で構いません、被災地を助けましょう、被災者を助けましょう。

 

 

今日は昼過ぎから晴れ間が出てきた高山市

やはり晴れっていいですね。お日様に当たれるって素敵なこと。

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助け合いましょう。明日は我が身です。

 

以下、役立ちそうな情報です。

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過去の経験からして個人的にかなり有能だと思う防災?グッズは

【ラップ】

です。

 

・緊急時にお水は限りなく使えなくなりますからお皿等にラップを敷いて洗い物を出さないようにできる。

そしてなにより衛生的なので安心して食事ができる。

食中毒や感染症等怖いですからね。

食べ残し等あるときはラップに包んで捨てましょう。そのまま捨てるよりは衛生的です。

・なにか細かいところを掃除したいと思ったとき、くちゃくちゃにしてしまえばスポンジにもなる。

保温効果があるので体を温めたいとき等は巻いておけばかなり温かい。

防水効果もあります。何か大切なものを濡らしたくないときは巻いておけば安心です。

・ラップをねじり三つ編みにするとになります。なかなか頑丈ですよ。

・けがをしたとき等患部を守る包帯代わりにも使えます。

・建物損傷がある場合ですが、窓ガラスとしても代用できますね。雨風をしのげるだけで安心感が違います。

・油性ペンで字を書けば伝言を残せます。(字が目立つ)

 

”ラップはもともと、1900年代にアメリカで軍事用に開発されたんです。

兵士が蚊から身を守るための蚊帳や、ジャングルで水虫を防止するため靴の中敷きなどに使われていたそう。

戦後はチーズの包装に用いられて1940年代後半、フィルムメーカーで働く技術者の妻が、フィルムでレタスを包んでピクニックに持参したことをきっかけに、食品用ラップの開発が進んだそうです。
荒野で戦う兵士のために作られたフィルムが、時を経て災害時に役立つっていうのは納得いきます。”

どんな使い方であっても多くの人に使ってもらって二次災害、二次被害を防いでもらいたい。

 

普段当たり前に使ってるラップがいざというときにありがたい働きをしてくれます。

いつも「無名のメーカーやけど安いから」という理由で購入しているラップを災害の時は「高くて有名メーカーのもの」を購入してください。

丈夫さが鍵ですからね。

長さも一番長いものを。

以下一例です。

www.asahi-kasei.co.jp

 

kurelife.jp

 

そしてこのブログの投稿を少しでもシェアしていただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

 

がんばろう日本!!!