高山にサイゼリヤがほしいと思う、大使です。
死者35名。(7月29日現在)
7月18日、痛ましい事件は起きました。
全世界に熱烈なファンを掲げ、世界を代表するアニメ制作会社だ。
そんな京アニは7月18日、悲劇の舞台に変わった。
当時ほとんどのテレビ画面がその映像を中継。
我々は衝撃的な映像を「見せつけられた」。
そんな京都アニメーションに7月29日、行ってきました。
現場で見たままの焼け焦げた建物、3枚の写真を掲載します。
気分の悪くなったりする人は、戻るボタンを押してください。
本日天気快晴。
気温36℃でした。
2分ほど歩いて、現場はありました。
住宅街に焼け残った建物。
異様な光景です。
こここそが京都アニメーション第一スタジオ。
火災当時、ここは字のごとく
「地獄絵図」
だったのでしょう。
血だらけで走る人達
体に火が付いている人
皮膚が焼けただれ苦しむ人
それを見ていることしかできない人
消火活動をする消防士
けが人の対応をする救急救命士
現場を整理する警察官
事件を必死に伝えようとするメディア
どれだけの人の物語があったのでしょうか。
あの一日で少なくとも人生が変わった人たちが何十人も何百人もいる。
この日に有給を取っていれば守られた命もあるはず。
でもその人の有給で出勤しなきゃいけなかった命もあるはず。
そう、明日が来るのが当たり前だと思っていた人に襲いかかった火災。
明日は当たり前には来なかった。
なんて無情。
壁は焼け、フェンスは曲がり、窓サッシはひん曲がる。
窓という窓にススが残る。
風が吹けばまだ焦げた匂いが辺りを包む。
こんな凄惨な事件現場を見ても不思議と涙が出てこなかった。
可哀そうとかの感情も一切ない。本当に。
ただ目の前に存在している事実を受け入れるのに必死だった。
「この中に人がいたのか。」
ということ。
この日の京都の気温は36℃。
メディアの報道では建物内は1000℃以上になっていたのではという見解。
その数字の差を改めて整理してみたとき、
中に残されていた人を思うと、
言葉が見つからない。
きっと1000℃なんて温度想像を遥かに超す怖さなんだろな。
建物内にはあっという間に火が回り、
熱風が押し寄せる中、息をしようもんなら気管が焼け、
体内の臓器は溶け出す。
皮膚なんてあってないようなもの。
そんな「地獄」が目の前に広がっていた。
献花や手を合わせに来る人は後を絶たず、涙をこぼし言葉を詰まらせる人も。
そりゃこんな現場見ちゃったら、そうなる。
僕はただただ建物を見るだけ。
「なんでこんな目に。」
そして犯人を絶対に死なせてはいけない。生きて罪を償わせる。
そのことだけが頭から離れなかった。
もちろん献花もしてきました。
献花台には多くの花、メッセージがあり、愛があった。
今回の訪問で驚いたのが、外国人観光客が多くいたこと。
知り合ったデンマーク人は日本観光中に事件を知り、京都に来たら絶対に行くと決めていたらしい。
彼は日本のアニメが大好き。
本当に嬉しかったと感じる一方、日本は大きな宝を失ったと感じた。
・聲の形
・氷菓
大ヒットアニメで岐阜県にアニメの聖地という愛称も与えてくれた。
大きな影響をくれた会社に感謝を言いたかった。
そして、今後のアニメ界大きなものを失ったと感じた。
献花や手を合わせに行くのは自己満足でしかない。
僕の訪問に異議を唱える人がいるかもしれない。
「ブログのためだろ?」
「インスタのためだろ?」
そう思われてもいいけど、画面の中のためだけに行けるほど暇じゃない。
心の底から感謝を伝えたかったし、祈りたかった。
行けてよかったです。
どれだけの人がもがき苦しみ死んでいったか。
想像するだけで震えが止まらないけど、行ってよかった。
今後行かれる方のために書いておきます。
・本当に現場を目の前にすると、心がズタズタになります。
ここで起こっていた物語を想像するのもしんどい。
気持ち悪くなったりする人は行かないほうがいいです。
・献花される方、現場の近くには花屋さんがありません。どこかで買われてから向かうのがいいでしょう。
・多くの報道陣がいます。カメラに映りたくない人は献花台には近づかないほうがよさそうです。
・現場周辺は住宅街です。人の家の土地への侵入はやめてください。
・京阪六地蔵駅から現場は目と鼻の先です。
・35人が死んだ現場です。節度ある行動を。
今後日本で、いや世界で同じような事件が二度と起こりませんように。
1人の男の身勝手な行動が発端の痛ましい事件。
本当に二度と同じことが起きませんように。