キリンの秋味にハマっている、大使です。
※最近の出来事を優先させていただきますね。
居候ナオキの話は明日にでも!
広島県へ災害支援に行き、帰ってきてワクチン打って、落ち着こうかなと思いましたが、やはり動いてしまった...
広島滞在の最終日に発覚した「長野県茅野市で土石流発生」の一報。
牛さんの出身地ではないか~!!!!!
牛さんとは、去年飛騨高山と下呂の災害支援を手伝ってくれた山登り大好きけん玉上手な人。
これは対岸の火事なんかではない!
動けという事だ。
神様から暗示されました。
そして動いた。
場所は諏訪大社上社近辺。
関係者以外立ち入り禁止
この先には行きませんでした。
想像以上の被害で、想像以上にピンポイントの被害。
去年の下呂の災害に近いものがあるでしょうかね。
この小さな川が激流が押し寄せ、木や破壊されたモノたちが橋にひっかかり、水が流れて行かなくなって横に溢れ出た。
そんな感じでしょうか?
専門家ではないので勝手な憶測ですが。
災害現場では重機が重宝されます。
めちゃくちゃかっこいいよな~
あれは”スキル”です。
僕は”気持ち”です。
それにしても遠くの八ヶ岳が綺麗ですね~
押しつぶされた、なにか。
車のような、なにか。
自然の猛威というか底力を感じます。
今回の現場は大きな古民家。
床下にビッシリ隙間なく厚さ10㎝ムース状の泥が。
ここは重機がなかなか入れないので人海戦術。
気持ちの熱いヤツらが汗を流します。
男も女も大人も子供も関係ない。
「誰かのために」とか「綺麗にしたい」とかそんな単純でかっこいい気持ちだけで何とかなるもんです。
技術は後からついてくる。
有形文化財の建物?らしいので大工さん指導の下、作業。
そうなると作業効率も悪く、なかなか進捗しない。
普通の民家なら住民さんの同意のもとすべて床を外してしまうのがセオリーだけれど(床下浸水の場合)ここは大工さんが仕切っている。
楽にできるはずの箇所に手間取り、おかげさまで、
牛さんと一緒にドロドロに\(^o^)/
これが災害支援の勲章である!
最高よね~気持ちいよね~
おそらく皆さん、
「え、そのドロドロどうすんの?」
って気になるかと思います。
えっと、僕の場合ですがヤッケと手袋は捨てます!
雑菌まみれの現場でここまで付着したヤッケを洗って着続けるにはリスクがあります。
なのでワークマンで300円台のヤッケを上下買って、汚すだけ汚して捨てる!
もったいないとかないのです。
ここまで汚すとヤッケも本望でしょう。
そして感じるGSHOCKのタフさ。
これだけ泥まみれになっても洗えば綺麗になるという極めて災害現場向きの時計。
ちなみに午前中はまだドロドロではなかったです。(昼ごはん中)
このあと、ああなります。笑
ヤッケは大きいものではないので常にカバンに忍ばせておくと、便利ですよ~
こんな粘着性のある泥が床下に溜まってるんですね~
例えて言うなら「パホイホイ溶岩」でしょうか。
泥やう〇こやパホイホイ溶岩に見えたら正常。
チョコレートムースに見えてきたら、熱中症疑いです。
すぐに治療を。
こ~んな感じの現場でした~
想像以上のツラさと想像以上の被害の大きさ。
付近の家々が家財道具を綺麗に吹き上げてもう片付けおしまい。
みたいな雰囲気だったけど、あれ絶対床下に泥いってるよな~とか思ったり。
放っておくと大変ですからね~
綺麗に取り除く必要がありますね。
近くのスーパーの駐車場はまだ手付かず。
お酒の通い箱が埋まっておりました。
今回行って気が付いたんですが、諏訪大社上社本宮と上社前宮の間で引き起こったんですね。
間を流れる下馬沢川を中心に被害がありました。
やはり神様は守られていたんですかね。
守られていると思いました。
支援後に食べたくるまやのラーメン。
最強に美味しかったな~
今まで食べたラーメンの中で断トツで美味しかったです。
温泉も気持ちよかったしビールも最高だった。
なんなら夕焼けなんかは最高に綺麗だったよ。
太陽は沈むけど、次の日また出てきます。
トンネルは入口があって出口がある。
今は長い暗闇でもまた明るく照らされる日常が巡ってきます。
災害に遭ってしまった人は気の毒だけど、そういう運命だったんだと思う。
逆にそういう運命だったからこそ、後世に伝えていけるし、命の尊さも伝えられ、普段出会うことのない人に出会え、「助け合う」という人間の本当の素晴らしさに気づくことができます。
「こんなことをさせてしまってごめんね」
「あ~ドロドロになっちゃって、すいません」
被害に遭われた方は何も悪くないので謝らないでほしい。
何か悪いことをした時にだけ謝ればいい。
素直に「ありがとう」だけでいい。
僕たちは困っている人を手助けしに行っているだけですので。
今も苦しんでいる人がいるわけだ。
助けに行っている人もいるわけだ。
少しだけでいいです。
僕たちが破壊し続けてきた自然。
その代償をもろに食らっている人たちがいる。
皆さんで手助けしていきましょう。