好きな言葉はお金、大使です。
僕のブログで「地元」というワードがどれだけ出てきているか調べてみると、相当出てきます。
そんなに使っているかな?という感じではありますが、無意識で使っているんでしょうね。
まぁ「地元・岐阜県」に特化した変なブログなので多くなるのもいささか納得できるものではあります。
先日久しぶりに地元の「コア」な部分を攻めてみました。
通過くらいのレベルでしたが、改めて地元の良さだったり、「こんなに良い場所だったか。」と思うような景色に出会えます。
僕が30年間通う町のパン屋さんは「うんめぇ~!早く誰かに教えなきゃ~!」って感じのお店ではなく、ずっとそこにそっと存在し続けるお店。
真ん中の砂糖漬けのチェリーは小さいころ苦手だったなぁ。
見たままのドラえもんパンとアンパンマンパン。
ドラえもんパンの中身はチョコクリーム。
これが懐かしくてずっと変わらない。
アンパンマンパンの中身はチョコクリーム。
決して餡ではない。
今では砂糖漬けのチェリーも好きになり、酒のつまみでも食べたいと思うほど。
このパン屋はこの町の「地域遺産」であり、僕にとって「地元遺産」であります。
地元民で守っていきたいお店、守らなければならないお店なのです。
この先「地元遺産」をどれだけ残していけるか。
地元遺産はお店だけではなく、人だったり景色だったりもする。
地域って言うとかなり広い範囲を指しそうですけど、地元だとまたかなり限定的になりそうですよね。
なので「地元遺産」っていう言葉を推していきたい。
少し高台から眺めた我が地元。
僕の実家もここからは眺められるんですが、相変わらずいい景色。
これも地元遺産だよね。
この景色を見る場所も地元遺産だし、この景色も地元遺産。
誰もが認めるベッドタウンなのですが、大きく町のビジュアルは変わっておりません。
広大な濃尾平野も眺められ、遠くには名古屋駅のビル群が。
ちょうど真ん中らへんには犬山城。
犬山城はお隣愛知県は犬山市。そう、目の前には愛知県の景色も広がっております。
これが僕の地元の景色、地元遺産。
そう考えると、目の前に見えている名古屋駅ビル群や犬山城も、地元遺産?
何気なく使っていた通学路(地元遺産)も今こうして見てみるとエモいんです。
坂道だるいなぁ。と思っていたあの道。
でも立場が変わって、年齢が変わってみて見てみると、変わったのは自分だけだなと気が付く。
良い風に変わっているのか悪く変わっているのかはよく分からないけれど、地元の景色やにおいっておいものは変わってなくて少し安心します。
地元に帰るってすごく素敵なことなんです。
ゆっくりは滞在できなかったけれど、少しでも地元の空気を吸えたのでOKです。
20年以上住んでいた町。
ショッピングセンターができたり馴染みの店が廃業したりと、驚きはたくさんあるが、やっぱり好きだなぁ。
ここでしか見られない景色を今ここで見られている幸せ。
っていうのは、観光地もベッドタウンも同じ。
だけれど、長く住んだ町の景色。ってなると見えている景色が変わります。
誰にも必ず生まれた場所はあり、その土地はある。
変わっていくだろうけれど、絶対に変わらないものだってある。
それを守り続け、見続けていくことが、価値なのです。
便利になっていくことだけが、地元の最優先事項ではない気がします。
そしてなくなってしまうものだって、語り継いでいくことで「遺産」。
「地元遺産」
そんな言葉がこの先宙を舞って、当たり前に使われる言葉になるといいね。
「地元遺産ソムリエ」や「地元遺産コンシェルジュ」なんて肩書きを背負おうかな。笑
皆さんの近くにも必ず「地元遺産」はあります。
ぜひ見つけてみて下さい。