飛騨は多くれて花粉症がくる、大使です。
アベと由布院へ行き、飲みに飲んだ次の日。
オンラインで繋がったのがきっかけの友人たちと合流。
今日も今日とて、どこかへ行きま~す!
この日は車旅。
高速に乗り約1時間。
大分県は日田市へ。
読み方は「ひた」です。
夏は猛烈な暑さになるこの町に涼しいうちに訪問。
全国一の気温にもなるハイパー激アツ盆地。
「ぼんちっち」であります。
名前が似てるね~
ってのが行った理由と思われがちですが、この町はかつて「天領」だったんです。
そう、ご存知の方いらっしゃるかと思いますが、飛騨高山もかつては天領。
天領とは江戸幕府の直轄地だった場所です。
日本各地に存在していました。
その名残が全く残っていない場所もありますし、飛騨高山のように古い町並みが残っている町もあります。
日田は町並みが残っております。
ワクチン接種で大忙しの日田市役所に車を停め、町並みを目指します。
が、日田は何やら変わった町の様です。
我々はどうしたらいいのでしょうか。
これを大の大人が真剣に検討しているのを想像すると...
尊いですね。
10分くらい歩くと町並みが。
電線は地中化されスッキリ。
ガス灯に似せた街灯が雰囲気を上げます。
蔵造りの商家が立ち並び、カッコいい雰囲気。
その中でも異彩を放っていたのは草野本家。
蝋の原料を作っていたのと、両替商で富を得たそう。
立派すぎます。
部屋の数は30くらいあったりします。
館内は撮影禁止。
古民家に入ると「なぜ?」が増える大使。
頭に?がたくさんできるほど面白い造りでした。
交通アクセスの良さから幕府は日田に目を付けました。
北九州(北側九州)を監視するため直轄地として機能させ、九州中の人や会社にお金を貸し付けたんです。
それで富を得た人たちの家が残っているわけですが、どの家もかなり立派。
多くの家では正面壁の漆喰が遊び心で溢れておりました。
ほらほら。
すごく素敵。
こんな感じの壁がいたるところに。
日田の町並みは下を向いて歩くより、上を向いて歩いても楽しいのです。
前を見ても後ろを見ても素敵な町並みが広がっております。
白い壁と黒い壁って何か意味があるんですかね?
誰か知っていたら教えてください。
町中で僕の誕生日をお祝いしてくれている。
日田、ありがとう。
日田の町をフラフラ歩いていると、目の前に丘が。
そう、お城。
正確には城跡ですが、驚いたのがこの穴ぼこたち。
何だと思いますか?
僕たちは、
「ん~誰か住んでたのかな?海外で斜面に穴開けて生活していた民族いたよね?」
な~んて予想をしていましたが、
見事に外れ。
実は豪族の古墳だそうです。
本丸へ続く階段沿いにはずっと古墳の穴が広がります。
異様な光景でしたし、すこし不気味だった。
でもこんなお城なかなか珍しくないですかね?
本丸には立派な石垣が残っております。
川が近いため、丸っこい川石を石垣に使用しているのが特徴。
毎回毎回思うけど、石垣組むの難しいよなぁ。
一度でいいから体験してみたい。
素晴らしい眺望。
ここに立てば日田の町が盆地(ぼんちっち)なことが分かります。
写真中央にはマンション群が。
栄えているという事が分かりますね。
山々を超えて日田に辿り着く。
それはまるで飛騨のよう。
名前も、天領も、立地も似ている。
遠い町ですが共通点はありました。
この後は、お腹がへったので、
唐揚げ→日田焼きそば→温泉→日田天領水と巡っていきます。
明日以降またお楽しみに~