霰と雹の違いって何でしょうか、大使です。
ちょいと前に下呂へ行き、町歩きのイベントに参加してきました。
”下呂”と一括りに言ってもまぁ~広い。
歩いたのは中心地下呂温泉街。
下呂の扱いって、私の場合は、
・通過する町
・日帰り温泉に入る町
であります。
下呂の人からしたら、
いやいや、もっといいとこあるで!
って感じで思ってらっしゃる方、いらっしゃるでしょう。
逆に、
それで十分やな。
って人もいるかも。
正直歩いてみての感想...
「温泉しかないな」「若い人多いな」「外国人少ないな」「坂多いな」「新しいお店多いな」
であります。
もうね、誰でも感じる感想。
なんだろう、特別なことは特に感じなかった。
勘違いしてほしくないのは、これは決してマイナスな感情ではない。
もちろん観光客あっての町なので新しいお店が増えるというのはごく当然な事。
であります。
でもなんだろう。
違和感はあった。
同じ飛騨地方でありながらターゲット客が全く違う。
と思った。
飛騨高山という場所は若者を狙いつつ、外国人観光客も狙っている店作り。
別にそれはそれで町が生きていくのに必要なのであれば仕方がない。
下呂温泉という場所は完全に若者向けの店作りをしていた。
実際に下呂温泉はターゲットを外していない。
見事に若者が若者向けのお店で楽しんでいた。すごい。
飛騨高山って町並みが綺麗に保存されているので、昔と外観はほぼ一緒。
中身が違うということだけ。
なので昔から飛騨高山へ遊びに来ている人たちはあまり違いに気が付かないことも多い。(敏感に反応される方もいらっしゃいます)
しかし、下呂温泉は町並みが保存されていない。
バブル期を支えたカオスな建物が建ち並び、雑多である。
そこに新しいお店が新しい建物の形として生まれる。
そして人気を博したお店たちは今でも安定的に残り続ける。
極めつけは、
ミュージカル花火
であります。
これがな~
すごかった。
下呂スゴイよ。
飛騨高山が勢いあるって言われているけども、全然違う。
飛騨高山を知っているからこそ分かる、高山劣勢です。
もはやターゲットを絞り切れずに意味不明なとこにスギ薬局とか入っちゃうあたり、色んな意味でカオスでダメです。
立地的にマネーで動いてしまった感がある。というかそうでしょ。
下呂温泉は「古い温泉地」なんてイメージ持っている人も多そう。
どこがどこが。
朝から晩まで若者に溢れ、活気がある。
そしてしっかりと「人を泣かすことができる花火」がある。
正直感動して泣けた。涙が出てきたよ。
今でも思い出す。
ほら、ほろ酔いの小市がこんなにはしゃいでる。
小市は何をしても映えるね。
河原にはこういう映えのものがいくつもあり、高校生、大学生に限らず家族連れ、アベック...
とにかくこの町は若者の心を掴みすぎている。
帰って行く人たちも満足の言葉を言っていたのが印象的。
「下呂には温泉しかない」
そうなんだけど、そうじゃない部分をたくさん見れた。
飛騨高山と直線距離で37㎞しか離れていないのに、町並みも違えば客層も違い、持っているコンテンツも何もかも違った。
そして、勢いが別次元だった。
ひょっとしたら今、東海地方の観光地で一番勢いがあると思います。
その他の場所知らんけど笑
とにかくファンになった。
これからは下呂に長く滞在してみようかと思いました。
高山の皆さ~ん。
今、下呂すごいですよ。
下呂に行った若者たちが下呂に満足して高山まで来ない理由が分かります。
高山にあるもの、下呂に全部あった。
逆に高山にないもの、下呂にあった。