生まれ変わったら何かしらの職人になりたい、大使です。
今回の記事はいい写真が多すぎてサムネイル困った~笑
白山白川郷ホワイトロードで紅葉を堪能し、秋を最高に感じた後です。
ここまで来たらやっぱり集落散策したいなぁ。
ということで白川郷合掌集落内をブラタイシ~。
車は展望台の駐車場に停めます。
はぁ。
ベタに白川郷だけど、やっぱりこの時期が一番綺麗だ。
集落内の紅葉はもう少し先。
だけど何がどう転んでもすべてが画になる場所です。
この景色が約1時間で見られる場所に住んでいるのは、価値です。
原風景がそこにはあります。
田んぼの稲は刈られてはいましたが、刈られたということはこれから秋が来て、厳しい冬が来るというお知らせなのです。
テクテク歩いていると、チェーンソーの音が民家から聞こえます。
まさか。
茅葺き屋根の葺き替え(ふきかえ)している~
ラッキーだなぁ。
しかも大通りから少し離れた民宿の裏側の屋根の葺き替え。
平日だし目立たないのでもちろん僕たちだけしか見学人はいません。
西日が直撃する中、職人技を見ます。
真ん中にいる二人は綺麗に毛並みを整える仕事。
チェーンソーで刈られる茅はパラパラと落ちていきます。
気持ちいくらいのパラパラ。
サラサラと言う表現でもいいのかもしれない。
左右の人は屋根の側面に茅をぶっ刺していく仕事。
長さが不揃いの茅をチェーンソーマンが刈ると、
この直線美。
芸術過ぎて何にも例えることができません。
何年修行したらここまで綺麗に刈れるんだろうか。
はたまた意外とスッとできるものなのか。
んなわけあるかい。
茅葺き屋根は両側の屋根を一気に葺き替えるということはしません。
なので完成形も見ることができます。
これである。
もはや一枚の木材にも見えるくらい凹凸がない。
ほ~んと、すごい仕事だよね。
だいたい茅葺きの寿命は20~40年と言われております。
もちろん雪がどれくらい積もったかとか、どれだけ風にさらされたかとかで寿命は変わってきます。
莫大な費用がかかる葺き替えですが、この景色を守っていくには必ず必要な作業。
脈々と受け継がれるこの作業は決してデジタル化できないものであります。
必ず人の手でやらなければならない。
複雑な構造に見える茅葺き屋根も意外とシンプルな構造。
建物本体と屋根は一体化しておらず、分離することができます。これが時代を先取りした究極の免震構造。
側面の壁は少し内側を向いている。
すべて自然に還る素材でできているとしても、雨漏りは決してしない。
何も考えずに集落内を歩き回り、写真を撮るだけでもいいですが、何十年何百年もその場所に建っている文化財の建物です。もっと深く知らなければもったいない。
せっかくここまで来たんだから、深く知らないと。
そういう過ごし方をしてほしいな。
楽しみ方は人それぞれだけどさ。
すべて自然に還る材料で造られているのでもちろん火気厳禁。
こういうの書いてあるけど意外と読まないんですよね。
読む以前に人として当たり前のことだけど。
飛騨高山の古い町並みでも平気でタバコを吸う人がいます。
想像力が非常に乏しい人たちです。
迷惑なのでやめて下さい。
って言っても吸うんですよね笑
一回自分の家が燃えなきゃたぶん気が付かないんだと思います。
金曜日に行ったのでもちろんSSCへ。
SSCのことを詳しく書いた記事をどうぞ。
営業日が限りなく限定されているカフェなので行く日が当てはまってたら絶対に行っておきたいお店です。
いい時間にもなり、冷えてきたのでそろそろ撤収します。
撤収の前に三連合掌は見ておかなければ。
季節によって全く姿が変わる場所です。
いつ見ても美しい。
次来る時は、真冬でしょうか。
とても厳しい季節なので来るものを選びます。
でも、美しいのです。
ちょっと寒すぎるけどね。
紅葉のピークはもうちょっと。
かなり混むし、風情がなくなりますが、人生で一度は見ておきたい景色でもあります。
狙い目は平日。
全国旅行支援の予算がなくなる前にぜひ行ってみて下さい〇