早く扇風機をしまわないといけない、大使です。
「急行 御嵩」行き
過去に名鉄電車の行先でありましたね。
岐阜県民でも、「どこ!?」
ってなる地名、御嵩。
2003年には急行御嵩行きは廃止されました。
宿場町である御嵩。
そこには世界遺産のルーツにもなったお寺の庭園があります。
早速行ってみよう!
御嵩って厳つい名前ですよね。
あ、「みたけ」って読みます。
旧街道から坂道を少しのぼり、到着します。
読みにくっ!
愚渓寺
であります。
「ぐけいじ」
であります。
厳かな雰囲気で素敵ですが、私しかいません。
岐阜県はメジャーな観光地しか賑わいがないのでマイナーな場所を攻めれば快適です。
「マイナーだなんて失礼だな~!人が少ないだけだ~!」
その通りでございます。
大変失礼いたしました。
お~
素晴らしい雰囲気です。
盛り塩ならぬ、盛り砂がしてあります。
穢れを落としてもらいましょう。(他力本願やめて)
これは...龍ですか?
ドラゴンズファンなら一度は着ておきt...
龍です。
お次は…?
もう私には「とりあえず...」に見えて仕方ない。
末期症状ですので穢れを...
これ以上この前にいるとビールが飲みたくなるので移動します。
ほっ!!!!!
素晴らしすぎる。もうこの時点で素晴らしすぎる。
まずは本堂へ。
ここも立派だなぁ。
一度でいいから、許されるのであれば、大の字で寝転がりたい。笑
そして昼寝したいね。
振り返れば、
ででん!
見事な石庭園です。
しかも石庭の奥には枯山水庭園。
贅沢すぎます。
実はこの庭園、あの龍安寺のモデルとなったと言われているんです。
こちら龍安寺。
もちろん世界遺産。
海外のお客さんがたっくさん押し寄せていることでしょう。
入館料は600円だそう。
もっと取っていいはず。
押し寄せすぎると風情もクソもないですから。
こちら愚渓寺石庭。
世界遺産ではないですが、世界遺産のモデルとなった庭園を無料で見ることができます。
無料ですよ。
以下、「庭園ガイド」から抜粋。
”愚溪寺は室町時代(1396)に創建された臨済宗妙心寺派の寺院。開山(初代住職)は義天玄詔(ぎてんげんしょう)であり、修行道場として開いた愚溪庵が始まり。創建当初は現在地から徒歩15分ほど山中にあり、七石による石庭を作り、今も七石は残っている。その後、江戸後期に現在地に移転されて、江戸時代に新たに作庭されたのが 臥竜石庭である。本庭は龍安寺の石庭のモデルになっているとも推測されている。”
とあります。
さらに、
”また愚溪寺の創建は1369年、龍安寺石庭の作庭時期は1619年~1680年と推測されていることから時代の流れも食い違わないので、推測の域をでないがロマンがあり良い。”
ともあります。
この美しさよ。
ため息が出ます。何度も。
龍安寺の...って聞かなくてもため息が出る。
奥の枯山水も素敵すぎます。
龍安寺は石庭の奥は壁ですが、こちらは枯山水時々小学校。
これこそ「和」です。
誰もいない中、これをひとり占め。
最高のひとり占めです。
知足のつくばいみっけ。
御嵩にいながら京都を感じれます。
岐阜県民からしたら龍安寺に行ったら愚渓寺を感じるんでしょうね。
龍安寺に行って、
「え、愚渓寺の方が風情あって素敵やん」
って呟きそうで怖いですね。
世界遺産龍安寺石庭のモデルになったと言われている愚渓寺の石庭。
静かな空間でゆっくり日本の庭の礎をご鑑賞ください。
無料なのがすごい。