勝手に岐阜県観光大使

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高澤観音は歴史博物館でした

桃のジャムって一番美味しくないですか?大使です。

 

 

今回の記事は岐阜県は関市、東ウイングにあります、

日龍峯寺(にちりゅうぶじ)

高澤観音であります。(以下、高澤観音)

 

一体どんなとこなのか~

大使のブログに出てくるんだから、すごいとこなんでしょ~

って思われている方。(いないか笑)

お楽しみに。(長めの記事)

 

さて、高澤観音までは車一台分の道を約2キロ上っていきます。

 

そんな道を代車で行くのは怖い。

早く自分の車、来ないかな。

 

しばらく上ると駐車場がありました。

 

案内通り登りましょう!

失礼いたします!

 

坂道...

夏ならご遠慮したいくらいですが、今は秋。

登っても汗をかかないのであります。

 

階段に変わりました。

夏なら避けたい...

が、

今は秋。

ルンルン気分で登っていきます。

すると目の前に、

 

立派な鐘楼です。

この鐘楼は許可なく常識の範囲内で誰でも鐘をつけます。

昭和十一年に建てられました。

 

この高澤観音、実はこの建造物が一番新しいのです。

鐘はつかずに先へ行きます。

と何気なく振り返ると、

 

お~

ナイスビュー!

金華山も、伊吹山も望めます。

鉄塔、目立つな。

 

本堂へ歩いていくと、何やら古い建造物が並びます。

写真はないですが、

・不動堂 寛政五年(1793年)

・薬師堂 貞享五年(1688年)

・金毘羅堂 文政三年(1820年)

・白山鎮守社 天文三年(1738年)

どうでしょうか。

 

歴史博物館です。

こんな山奥にこんな歴史建造物が。

いや、こんな山奥だから残ったのか。

 

さてさて、見えてきました。

 

岐阜県の宝、多宝塔

であります。

これがすごいのよぉ〜。

 

建立から約800年以上が経過しており、北条政子が寄進したと言われております。

源頼朝の妻!鎌倉時代!頼朝の妻!

源頼家の母!鎌倉時代!頼家の母!

すごいね~

 

言わずもがな、国指定重要文化財であります。

 

どの角度から見ても美しい。

その一言である。

 

この建造物が鎌倉時代から残っているということが素晴らしいこと。

この地震が多い国でここまで古い建造物が残っているのは奇跡です。

 

さてさて、本堂へ向かいます。

多宝塔が大御所感あってボリュームがスゴイ。

 

目の前の木は千本桧。

根元からいくつもの幹が伸びており、市の天然記念物。

 

この桧の向こう側が本殿。

 

大日山日龍峯寺本堂

であります。

県と市の重要文化財。

国にしていいのではないか。

 

そういえばどこかに似てませんか?

皆さんご存知ないかもしれませんね。

割と有名なんですがね~

 

そう、京都の清水寺です。

あ、知ってましたか。

 

高澤観音は美濃清水を呼ばれているそうです。

この本堂は応仁文明の乱での火災さえなければ、北条政子が寄進した本堂が残っていたみたいです。

と言いながらも、この本堂は寛文十年(1670年)に建てられたものです。

 

清水の舞台に上がれるみたいなので行ってみましょう!

 

灯篭には両面宿儺?みたいなんがいますね。

違ったらごめんなさい。

 

水車は勢いよく回っており、水路にも水が多く流れております。

ええがなええがな!

住宅街密着型の水路もいいですが、こういう小さな水路も萌えます。

水が清く流れております。

 

彼岸花の季節。

彼岸花はこれくらいの量が適量です。

毒がすごいらしいよ。

 

舞台の足元。

意外にもシンプルですね。

そこまで複雑にすると材料費もかかるし人も必要だし。

江戸時代は木が貴重でしたから。

それは今も昔も変わらず。

 

こちらは籠堂です。

ここに籠って祈願・修行をするそう。

文化三年(1806年)建立。

県の重要文化財です。

 

天井を見上げれば、

お~

ってなります。

当時の。でしょうか。

 

籠堂から本堂を眺める。

高所恐怖症の人は無理でしょうね。

リアルすぎる高さです。

 

本堂の裏には何やら通路がありまして、行ってみると...

 

おおおおお

迫力。

 

ここはみたらしの霊水という水が洞窟からちょろちょろ出ております。

見事なチャート岩盤。

 

そして100円で水を頂戴します。

効能は、

・眼病

・ボケ封じ

・子宝

・病気平癒

らしい。

上の二つの効能がほしいので大切に飲みます。

 

本堂内部はすごい情報量なのです。

歴史的なものがたくさん飾られております。

 

すごいすごい

繭たちです。

 

天井画も描いてあって迫力あります。

すごいよね、こんなん残ってるんですね。

特にカバーをすることもなく。

 

舞台から下る階段がアート。

落書きとかじゃないですよ。

天井の木がアーチ状にカットされているんです。

美しいよね。

 

そうだ、こういうとこには落書きしないほうがいいですよ。

犯罪ですから。

 

見事な檜皮葺き。

芸術的です。

今の家とかはこういう技術が使われないですからね。

少なくなっていく遺産です。


別アングルからの舞台です。

石垣の上に建ってますね。

本家清水寺との違いです。

 

人がいないというのもあって、ずっと見とれてしまう建築美。

本家清水寺が江戸時代初期の建立なので、北条政子時代の建物が残っていれば、もはや世界遺産。

火事って怖いね。

 

帰り道の多宝塔も美しいです。

足元の石畳も雰囲気を醸し出します。

 

言葉が出ない美しさ。

この円形を最新の機械もないのに造ってしまう。

本当に昔の人はすごいね。芸術です。博物館です。

 

 

目の前に現れる建造物がとても貴重なものばかりでした。

駐車場に戻って車に乗ります。

 

そう言えば仁王門もあります。

この門も古く、享保三年(1718年)の建物。

天井画がお見事ですよ~

 

 

今度は本格的な秋に訪れてみたいですね。

秋が深まった時もきっと、美しいと思います。

この仁王門から歩いて行ってみたいと思います。

 

 

そうだ、ここは岐阜県で最古のお寺でありまして、飛騨の豪族・両面宿儺が開創したそうです。

ここにも両面宿儺伝説...

恐るべしです。

 

 

高澤観音行く価値ありありです。

ぜひ行ってみて下さい〇

 

長々とした記事を見てくれてありがとうございました~

www.takasawakannon.com