また台風がきます、大使です。
悲報です。
老舗がその町から消えるということは、町の終わりを意味します。
以前、半弓道場が閉店するというニュースが飛騨地方中に広がりました。
結局、我が黒岩(HD)代表が引継ぎ、創業100年へ走り続けています。
そして来る2019年9月30日(月)。
細江屋、閉店。
であります。
創業は100年以上。
年末年始を除いて無休で高山市民や観光客のお腹を満たしてきました。
高山に住んでいる人なら誰でも知っている名店が閉店。
深い思い出などはないのですが、すごく寂しい。
このお店は地元民からの支持も高かったわけでありますが、もっと支持していた人たちが。
陣屋朝市のおばさまたち。
朝市の目の前に位置し、朝からご飯が食べられるという条件が朝市の人たちにとっては何にも代え難いものでした。
もはや朝市の一部と言っても過言ではない。
そんな9月末閉店の細江屋へ行ってきました。
入口手前の食器たちは従業員のおばちゃんのまかないの食器。
お昼過ぎに入店すると当たり前の光景だったな。
それも見れなくなるわけですか。
まかないをどれだけ食べていても一つオーダーが入ると全員で取り掛かる。
これが細江屋だ。
色が変わった壁が歴史を物語ります。
小上がりも何度か座ったなー。
やっぱ定食でしょ。
これぞ定食屋といった黒板。
まかない中のおばちゃんが総出で作ってくれた肉しょうが定食。
細江屋ほど濃い赤だしを出す店が高山にあるだろうか。
美濃地方出身のものとしては非常にありがたかった。
入ってくる地元のお客さんが全員「閉店」の話題に触れる。
本当に愛されていた食堂なんだな。
これから問題になってくるのが、朝市のおばちゃんたちの朝ごはん処。
根強い人気を誇ったお店の閉店は非常にショッキングだろう。
でも時代の流れや高齢化、後継ぎ問題は一人の問題ではない。
仕方がないことだけれども、寂しいもんは寂しいね。
9月30日まで営業しています。
ぜひ、高山が誇る名店に行ってみて下さい。