久々に朝活した、大使です。
皆さんに現場の声を聞かせてあげたいけど、文章ではそれが難しい。
現場に来て!って僕は9割以上思っているけど、家庭の事情もあるでしょうし。
そんな時に気軽に支援ができるのが
「募金」
であります。
コンビニのレジ横によく置いてあるやつ。
細かいお釣りを時々入れたりする、大使です。
でも僕がする募金はそれくらいで、多額の募金はしたことがありません。
お金がないのもちゃんとした理由ですが。
そこで先日の活動と募金の内容。
言いたいこと先にいっちゃうと、
「時間のある人(暇な人)は現地に行って活動しよう。」
であります。
これはあくまでも個人の見解ですが、
お金では解決できないことがあるんです。
愛なんて金で買えるn...
とかよく言いますよね?
え?ん?
現地では金で解決できないことがたっくさん。
もうお金で解決してみよう!なんてことも一瞬たりとも感じない思わない。
たとえば畳。
僕が例えによく使うものですが、今写真に写ってる畳ってどんな状態か分かりますか?
もちろん新品には見えませんよね。
そう、裏にはびっしりカビがついた畳。
そこを温床している虫がびっしりの畳。
水分を十分に吸って膨張し、腐った畳。
想像できますか?
「ニオイ」
現場経験のある人は分かると思います。
このニオイの強烈さ。
僕は何年か連続してこんなような畳を運んでいるので慣れましたが、初めて直面する人にとって腐った畳は人生最強クラスの衝撃だと思います。
今もとてつもなく強烈なニオイを発している畳がまだ家の中にある人たちがたくさんいます。
この畳がある中での生活ですよ。
想像が容易ではないです。
例えばこの強烈な畳がまだ搬出できていない老夫婦のお宅があるとしましょう。(実際にはまだまだまだいらっしゃる)
水分を吸って腐った畳は乾燥していないとものすごーーーーーーーーく重い。
水分で畳の真ん中がたわんでしまうので大の大人が二人がかりでも、まだ二人助けがほしいと思うくらい重いです。(プラス強烈なニオイ)
そんな畳を老夫婦が運べるわけもない。
どうなるか。
途方にくれるんです。
なにも出来なくなって、忘れさられてるんじゃないかって不安になるんです。
そこに、
「どうぞ!100万円の支援金です!全国の募金からです!」
って札束渡されたところで、
「どうですか?」
人と接することで不安からは一瞬解放されます。
でもすぐに襲ってくるのは、
「このお金、もらっても今は意味ないな。」
であります。
そう、札束は畳を運んではくれないんです。
現場ではただの紙切れ。
圧倒的にマンパワーが必要な災害ボランティア。
僕たちが入っている富津市は運営側もボランティアも人が足りていません。
館山市や鋸南町はメディアで多く取り上げられているのでそっちに人が行きます。
富津市はボランティアセンターが立ち上がったのも一番遅かった。
これでは最後富津市だけが残って、
「え?富津被害すごいじゃん!」
ってなるのが見えてます。
このブログを見ていて、ボランティアに行こうって思ってた人、行ってみようかなって思った人、
他の場所も支援が必要ですが、
富津市も気にかけてください。
女性で不安だなって思う方、ボランティアセンター内部の運営のお手伝いもあります。
むしろそっちの人が足りていなかったり。
そして最後は現地を思う愛です。
この愛はお金に変えられない、正真正銘の愛です。
これに変えられるものはない。
最後活動させてもらった家の人の「ありがとう」は今までの人生で聞くありがとうとは重みが違います。
ここにきて良かった。って心から思うと同時に、早く日常生活が戻ってくるように祈るだけ。
何か気になることがある人、行きたいけど何からしたらいいか分からない、本当に気軽に連絡ください。
僕の経験からしか言えませんが、協力します。
宿の問題とか色々悩んだら尽きないですもんね。
Pray for 千葉。