朝起きると花粉で目が開かない、大使です。
ちょっと前に福岡旅行の記事が終了しました。
寂しい!
帰って来る時が一番寂しかったですが、滞在中「乗鞍見たいなぁ」と思っていたのも事実です笑
でも九州は少し走れば山地があるので良いのです。
そして帰ってきて乗鞍を見て安心しております。笑
さて、空港についてセントレアー飛騨高山乗継切符で移動します。
カウンターでチケットと引き換え、乗換駅の名鉄岐阜駅へ。
乗り換え時間は約50分。
駅から歩いて5分のかつ屋さんへ。
名鉄に乗っていてこの看板を何度も見たことがある人いるのでは?
とんかつの店ふくべ
であります。
モダンな造りの外観。
これだけ見るととんかつ屋さんとは思えません。
って感心している時間もなく、バスの出発が迫っているので入店。
ちなみに大きなキャリーバッグを持っております。
入ると立派なカウンターが。
裏手からも入店できるようです。
カウンター10席の小さなお店。
僕が入店する前に一組入っておりました。
割と高めの価格設定。
しかしこの価格で生き残っていけるのには何か理由があるはずです。
みそかつ定食1300円を注文します。(急ぎめ)
大将は丁寧に仕事をされてます。
昔から培った技術のすべてを一枚の豚肉に込めます。
かなり高齢に見えますが、動きには無駄がない。
不愛想な接客をする女将さんの行動をフォローする辺りも一流です。
基本的に”僕の近く”にしか漬物とかを置かない女将さんの行動に、
「届きにくいとこに置いちゃってごめんね」
そんな声をかけてくれます。
本当なら苦情ものですが、この一言があるだけでお客さんの心持はだいぶ変わります。
しかし時間が迫っている。
丁寧に仕事をしてくれているので時間が押すのです笑
バスの出発20分前に商品到着。
お~
おいしそう~
福岡では見られなかったこの黒光りする味噌タレ。
東海地方に帰ってきたと実感する瞬間です。
丁寧に揚げられたかつ。
美味しい。
食べやすいように縦に包丁を入れるほかに横にも一線包丁を入れてくれています。
さりげない気配りも、大将の優しさではないでしょうか。
低温の油でじっくりと揚げてくれます。
しかもその場で衣を纏わせ、仕事が非常に丁寧だ。
とにかくこだわりを持って揚げてくれるのでしつこくなくペロッと食べれてしまう。
きっとこのかつは21時に食べても翌朝まで引きずらないでしょう。
1300円という価格が適正かどうかは食べた人間にしか分からないのですが、普通のかつの1.5倍くらい分厚さがあります。
その分厚さを感じさせない歯切れなのですごく柔らかい。
とっても美味しい味噌カツを10分以内に完食。
早食いであります。
もったいない。
今度はじっくり味わってみたいなぁ。
大きなキャリーバッグを見て、
「どこかへ行かれていたんですか?」
と大将。
「友達の結婚式で福岡へ行ってきました。」
「大きなキャリーバッグなので海外へ行ってみえたのかと思いました。」
ニコニコ話される大将が非常に印象深かったです。
創業は平成7年。
以前は柳ケ瀬で割烹をしていたそうです。
その名残か、全ての所作に「かつ屋さん」を超えたものがありました。
いつまでも残ってほしい名店です。
キャリーバッグをゴロゴロ。
無事バスにも間に合い、幸せな気持ちのまま高山へ到着しました。
ちょうどまん延防止が解除された初日。
まだまだ高山の町はどこか寂しそうでした。