WBC世界一おめでとう~、大使です。
いつものかる食堂が朝オープン!
それはWBCのために!
その記事書きたかったけどちょっと間に合いませんのでまた後日その様子をお伝えできればと!
岐阜県には国宝がいくつかあります。
まぁ数えるほどですが。
ここ飛騨地方にも国宝があります。
飛騨地方唯一の国宝。
その国宝は安国寺にあります。
安国寺じたいが国宝なわけではないです。
飛騨国府という場所ですね。
高山と古川の間。
まぁ~特に観光地でもないとこにあるんですよ。
さて、ご挨拶に行きます。
とっても古そうな門です。
というか古いです。笑
木って本当にすごい。
コンクリートの物がここまで残るかどうかと言われたら、たぶん残らないですよね。
安国寺の創建は1374年です。
676年続いてるんですね。すご。
こちら本堂。
1624年に建てられました。(火事で燃えたため再建)
門もたぶんそれくらいかな?
中は見れず入れず、扉開かず。
本堂の左側の道を行きます。
見えてきたのは...
お~
すごい雰囲気を放っている建物が。
もはや不気味ささえある。
あちら”経蔵”は国宝に指定されています。
あれが国宝だぜ!
すごいぜ!
こんな山奥に。
階段を上がっていくと、おじいさんが話しかけてきます。
じ「兄ちゃんどっからきたんだい」
た「高山っす」
じ「そっか近いな笑」
じ「仕事は休みかな」
た「休みっす」
じ「そっか、じゃあちょっと手伝ってくれ」
た「いっすよ~」
じ「ラッキーやなぁ兄ちゃん」
た「???」
目の前に国宝。
背筋が伸びる。
これは創建当時からこの場所に建ち続けている。
すごすぎる。
じいちゃんはおもむろに外側のフェンスを開ける。
「中へ入って」
え?いいの?
そっか、僕は今からこの人の手伝いをするんだ笑
国宝に一番近い場所に入ります。
「じゃあ扉を開けるぞ」
え?開けるの?
そっか、僕は今からこの人の手伝いをするんだ笑
僕も国宝の扉を開けさせていただきます。
なんだこのじいちゃん。
いったい誰だよ笑
作業内容を聞くと、鳥が入らないように扉につけているネットを外して取り換える。とのこと。
なるほど。
その手伝いをさせられるわけね。(言い方失礼)
作業中色々お話します。
Q じいちゃん一体だれ?
A 現住職の父、51代目
父か~い笑
そりゃ鍵持ってるわ笑
父「兄ちゃん結婚は」
た「まだです」
父「何歳や」
た「先日32になりました」
父「結婚適齢期やないか」
た「結婚はしたいんですけどね」
父「じゃあ何でしんのやな」
た「結婚するセンスがないだけです」
父「あ、ちょっと扉支えて」
た「はい」
こんな感じで非常にゆるい時間が過ぎていく。
最高の休日だ。
父「ありがとう、急に来客が来ることになったから今日はここまで」
た「分かりました」
父「じゃあ手伝ってくれたお礼ににガイドをしよう」
た「ありがとうございます!」
普段は前日までの予約が必要。
一人500円かかります。
なんてラッキーなんだよ。
多分この日の占い一位だったな。
日本最古の輪蔵です。
日光東照宮にも、成田山新勝寺にも、善光寺にも、西本願寺にも、四天王寺にも輪蔵はあるけども、飛騨の安国寺が日本最古。
これは本当にすごい。
よく残っててくれた。
経蔵に関しては調べると出てくるのでここでは割愛しますね。
それにしても立派である。
住職父、ありがとう。
住職父が注目していたのはこの格子。
外側だけ木が減っている。
風雨風雪が削ったのです。
600年以上の自然美です。
ここまで削れてるのに格子は一つもガタついていない。
「これが飛騨の匠なんやさな」
なんて説得力のある言葉なんやろか。
飛騨の匠ってやっぱすごいんやな。
住職父ありがとう。
声かけてくれてありがとう。
素敵な時間が過ごせました。
この後経蔵をじっくり見たけど、
とてもシンプルでカッコいい。
派手すぎるのも好きだけど、シンプルすぎるのも好き。
この反りである。
厳つすぎる。
国宝なんだからなぁ。
すごいよなぁ。
目の前で。
そして中を見せていただけた。
経蔵だけに注目が集まるが、この開山堂の中には国の重要文化財が眠っている。
本当にこんな山奥に良く残ってるね。
山奥だから残ってるのか。
本当に素敵な時間が過ごせました。
このタイミングで行けたのは何かの縁である。
間違いなく。
そして僕は引きが強い。
門のこの穴は自然の力か。
自然的にもすごく素敵な場所です。
国宝経蔵の見学は前日予約が必要ですので、お気を付けください。
正直中の輪蔵を見ないとシンプルな外観だけを眺めることになるだけなので、ぜひ予約して行ってみてください。
見る価値はあります。