夜にスタバのグランデはデカすぎる、大使です。
なんだかんだ三回目の能登半島。
マジで人生で一回しか行ったことないのに一か月三回も。
一生分の能登半島です。
さて今回は2月14日と15日。
14日の様子をお伝え。
相変わらず災害支援の朝は早い。
富山を日の出前に出発。
眠い目をこすりながr...
ん?
寝起きだからかなんか不安定に見えますね。
まぁいいでしょう。
能登は遠い。
富山市からも余裕で100㎞ある。
前回が1月最終週。
日本のインフラ復旧技術は素晴らしいと言うが、本当に素晴らしい。
これは毎週通っていると実感する。
ただ、
倒壊した家々は手すら付いていない様子。
もはやここまで崩れると急ぐ必要も、ないのか...
もう一つ特筆すべきは、
海岸線の隆起である。
異常なまでに隆起している。
確実に国土は広がっているが、手放しで喜んでいい拡大ではない。
前回もお世話になった諸岡公民館に到着。
今日は特になんも考えずに来た。
意外でしょ。
「なんかやることあるっしょ」
的なノリで行くこともある。
実際にやることはたくさんある。
早い時間から入っていたポチさんたちが店の厨房の様に炊き出しのロールキャベツを作っている。
ううううううううううう
うまそう。
これは食べれたら嬉しいよね。
やっぱ料理人って尊敬する。
キャベツの芯で浅漬けしましょうか~?
から始まるアドリブの浅漬け作り。
どこからともなく人参が登場し、皮が剥かれる。
あれよあれよと芯は細かくなり、
いつの間にか浅漬けは完成していた。
いや~、かっこいいな。
この日、外では、
ラーメンの炊き出しが来てました。
真宗大谷派の方々。
遥々つくばからやってきたそうです。
私はちょいちょい仕込みを手伝いながら、
重労働をやる。
輪島市門前町は未だに断水が続いている。
もう一か月半なのに。
調理に関わると蛇口から水が出てくるのが本当に素晴らしくありがたいことだと気づかされる。
12時半にはラーメンを心待ちにしていた住民の方が列を作る。
こうして温かい料理が毎日提供される避難所も珍しい。
割と少数だと思う。
基本的に災害支援に入る人間は、自分で食べるご飯は自分で用意します。
これは鉄則。
容易ができない場合は昼飯抜きを覚悟しますので、私は毎回自分で昼飯をコンビニで購入します。
しかし!今回は、
用意してくれました~
この状況で食べる温かいラーメンって、登山の時に食べるカップラーメンの4倍は美味しい。
言い過ぎた。
3倍です。
ちなみにポチさんたちが用意してきてくれた惣菜はこちら。
全部で200食くらい。
全部真空パックに詰めてくれている。
炊き出し支援の鑑です。
さらにさらに話はあって、
炊き出しが毎日充実すると、それによる弊害も現れます。
野菜が送られてくるのですが、毎日炊き出しがあると野菜は使われないのです。
残っていく野菜たち。
そこでポチさんたちは、
”野菜を店に持って帰って料理でお返しする”
というハイパーファインプレー。
神じゃん。
もともと別の場所へ炊き出し行く予定だったんですが、避難所でコロナにかかった方が出てしまい、炊き出しが中止になったのです。
でも、そんな素敵な想いを無駄にできるわけがないですよね。
私が諸岡公民館に連絡すると、「ぜひ持ってきてほしい」とのこと。
マッチング成功です。
これ、本当に充実感があります。
これだけで一仕事した感覚。
災害時の縁がどんどんと数珠つなぎになっていくのが大好きなんです。
この日はバレンタイン。
公民館を見学してみるとこんなものたちが出てくる。
そしてチョコをもらう。
か、返しに来なくちゃいけない...笑
前回もお世話になったスーちゃんがガスをまわしながら、
「そうやぞ~、まっとるでな~」
って。
また来ますやん。
色々話をしたけど、疲れてた感じがしました。
相変わらず声は大きいけど、疲れてた。
そして1月後半に行った時のことも覚えててくれた。
「再会できてうれしい、元気出たわ!」
そう言ってもらえるだけでこの活動をしていることが報われます。
どんな媒体の記事になるより、どんなTVニュースに取り上げられようと、現地の皆さんがシンプルに笑顔になる以上に嬉しいことはないのです。
「また必ず会いましょう。次はもう少し元気になっててね」
そう言ってお別れしました。
次は駄菓子をたくさん作って持ってきます。
こうして色々な人を繋げるとやりたいことはたくさん出てくる。
考えて提案するだけ。
私に得意技があるわけでもないので何もできませんが、提案して繋げて実現することはできる。
今やりたいこと...
「TEAM HIDA」
を結成して、門前町でグルメイベントみたいなのやりたいな。
場所もある、繋がりもある、人もいる。
できる条件が整いすぎています。
問題点はただ一つ。
門前町が遠いということですね。
おもむろに皆さんにお声かけしますので耳を傾けてやってください。