台湾で屋台に行きたい、大使です。
何度も何度もお伝えしている災害支援。
その中で西側海岸の様子もお伝えしてきました。
本当に衝撃的で、やはり海に馴染みのない人間からすると理解に苦しむ光景でもある。
いや、慣れている人や見慣れた人の方が衝撃的か。
いつもはスルーしていた海岸線の駐車場に停めて、漁港が”あった”場所で撮影して来ました。
場所は輪島市。
着いてすぐ目の前には衝撃的光景が広がる。
本当に海水で満たされていた場所なのか?
そう思わざるを得ない光景が広がっている。
漁港の遥か先に海水がある。
信じられないよホント。
海藻が寂しそうに隆起した岩々にのっている。
防波堤?みたいなのもこんなに背が高いんですね。
別に発見できなくてもいい発見もある。
これは嬉しくない発見です。
右側は波消しブロック”だった”ものが。
左側にも波消しブロック”だった”ものが。
その間はまさに隆起してしまった地面が。
海底だった場所が地表に。
ここに水が入っていたなんて初めて見た人間が信じられるわけがない。
冬の荒々しい日本海。
凄まじい風が吹き抜け、凄まじい勢いで波が襲ってくる。
荒波に削られた岩々を目の前で見れることになった。
揺れが襲ったたった数分の間に隆起してしまい、飛び出てきた海藻が驚いている。
寂し気に出航を待つ舟。
果たして出航はいつになるのでしょうか。
まだまだしばらくは無理そうだよね。
漁港には一人現地民が撮影に来られていました。
「恐ろしいほど景色が変わった」
「海岸はこんなに広くなかったですよ」
「ほら、波消しブロックまで波が届いてないでしょ」
やはりこの海を長年見てきた人は相当ショックみたいで。
ショックというか、驚きか。
正直家が倒壊しているとか、塀が壊れている、瓦が落ちているとかの光景は慣れた。
でも自然が驚異を見せつけている景色は慣れない。
慣れないというかなれるわけがないのです。
幸か不幸か、この景色をこの目で見られるという変態的な興味はあるけど、その裏では舟が出せずに仕事ができない人がいるということも心に残しておかなければならない。
本当に深刻なことです。
生活に直結しているわけですから。
岩盤を削るなり何か対策を早くしてほしいと思います。
道路はある程度応急処置はできているので、次はこういう生活に直結した場所を整備してほしいものです。