勝手に岐阜県観光大使

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色んな絶滅危惧種をその目に刻む

風呂無しアパートってどんな感じか気になる、大使です。

 

 

諸行無常

この言葉が当てはまるかはどうか分かりませんが、世の中に永遠なんてのはないです。

 

私のブログの始まりっぽくない入りですね笑

 

 

いつまでそこにあるか分からないものを見てきました。

小政寿司でお腹が膨れてから行きます。

 

車を山の方角へ。

 

目的地の駐車場に車を停めると目の前にはエモエモな最高水路が。

水路の立体交差はいつ見ても興奮します。

 

そう、私は水路が好きです。

水路を見ると非常に興奮します。

これを語っても誰も興味ありません。

この日は富山県にある歴史遺産を見に行きました。

 

東山円筒分水槽

であります。

 

興味ない人はここで戻るの矢印を押してもらった方がいいかと思います笑

円筒分水槽

聞き慣れない方もいるでしょうが、水路ラバーズの間では激しく興奮できる言葉です。

この円筒分水槽がコチラ。

 

かっこよるぎる。

マジで異次元のカッコよさです。

円筒分水槽。覚えてね。

完成は1954年です。

この手の円筒分水は農業用水用です。

その昔、土地の良し悪しで水を奪い合う争いが起こるのです。

今ほど水路網が発達してませんからね。

 

「Aの田んぼは水が多い!」「いやいや、Bだって多いと思うぞ!」「AもBも多い!Cのとこは本当に少ない!」

といった感じで争いが起こる。

 

じゃあ均等に水を分けるにはどうしたらいいのか?

という問題を解決したのが円筒分水です。

 

サイフォン式で遠くの水源から高低差を利用し地下水路で水を送る。

円筒分水槽の真ん中から水を湧き出し、水の流れだす先を均等に3つに分けます。

これでABCの人へ均等の量が分け与えられるのです。

 

奥の方分かりますかね?

流れていく水路の高さが違うのを。

均等に分けられた水は高さを付けて流れていきます。

 

この水路を見ながらお酒を飲めます。

誰か椅子とビールを持ってきてくr...

 

この東山円筒分水槽は、

 

これですね~

今ではほとんど見ることができなくなった円筒分水なので当然です。

 

とっても素敵なものを見せていただきましたね。

本当にこれからも維持していってほしいと思います。

円筒分水は色々と維持が大変なんです。

 

近くに別の円筒分水があるので併せて見に行きましょう。

 

貝田新円筒分水

であります。

 

こちらは掘られたタイプの円筒分水。

こっちかっこいいなぁ~

武骨な感じが本当にカッコいい。

あまり観光地化はされていないので駐車場も一台分だし舗装もされていない。

ほっとかれているんだよね。

またそれがいい。

でも水の流れていく先には何万人、何十万人の生活があるのです。

ほっとけない存在です。

 

今食べている美味しいその米の先には、円筒分水がある。

先人が作ってきた水利システムが今目の前の美味しい米を作っているのです。

 

円筒分水の魅力は本体だけではありません。

その先、流れ出た水路にも魅力が。

 

見てお分かりだろうか。

高低差はあるものの、4本の水路が掘られています。

それぞれが違う役割をするために。

 

この石、すごく素敵な模様です。

 

円筒分水はまだ日本中にあるっちゃあります。

でもあまり注目されてないのが寂しい。

 

かなり手入れが大変だし、水路網は発展しています。

円筒分水である必要がなくなっているのです。

 

まさに絶滅危惧種。

ぜひ遊びに行かれた先で円筒分水を見つけたら見に行ってみてください。

toyama-bunkaisan.jp

 

さて、旅の〆に行きましょう。

 

川城鉱泉

であります。

 

なぜかマップにピンが立っていました。

気になるので行ってみることに。

 

最っ高の銭湯でした。

冷泉を使っているので、銭湯であり温泉です。

また必ずいきたい。

開店すぐは空いてます。

 

100年近く、いや、創業からは100年を超えているそうですが、ものすごく綺麗な銭湯。

番台型式で昔懐かし。

この番台形式は消えつつあるのです。

いわゆるフロント型式が主流。

 

まさにこの銭湯も「絶滅危惧種」であります。

こちらも一緒に行ってみてください。