べちゃべちゃな雪はもう勘弁、大使です。
2月6日に二回目の能登半島地震支援に行ってきました。
私の支援の方法って、基本的に「誰かについていく」っていう「金魚のフン方法」なので予定通りにはいかないよね。っていう振り返りものちのち。
前回と同じく前日には富山泊。
次の日に穴水町へ。
さすがに一週間では変わってないことの方が多い。
むしろ、悪くなってることの方が目につく。
「この家、崩れた?」
っていう。
今回は前回知り合った方が率いている炊き出し支援のお手伝い。
しかし~、炊き出しをするつもりだったけれど、予定が変わって直接炊き出しではなく、ひたすら仕込みをする日に変更。
なんてこった〜
でもでもOKOK、やってやるぜ!
「なんだよ、支援活動って仕込みかよ」
と言うなかれ。
その日に炊き出しができなかったとしても、この日仕込みをするだけで次の日の仕込みが楽になったり、他のことに時間を使えるようになる。
これはなんでしょう~?
きっと、想像のつかない食材です。
炊き出しだよね?
ってなります。
エゾシカです。
もちろん炊き出し用のお肉です。
ですが、炊き出しにエゾシカを使っている場所は見たことない。
贅沢すぎますね。
避難所界隈で色々な意見もあるそうですが。
私の仕事はエゾシカを焼くことではありません。
ひたすら人参を刻むこと。
斜めに薄く切り、それを細切りに。
約30本。
無心で刻み続けます。
無事に切り終えましたが、もれなく包丁を持つ手にマメができました。
料理人はすごい。
人参の次は大量の白菜。
まさに戦場だ。
炊き出しの現場って、場所にもよりますが意外と寄付とかで野菜がたくさん届くんですよね。
都度カットできればいいのですが、そうもできない。この量ですし。
なのでこういう空いた日にできるだけ野菜を切る。というのも大事な支援。
災害ボランティア=力仕事
ってイメージあるかもしれない。
「自分が行っても役に立たない...」
と思ってる人がいると思うけど、マジで役に立たない人なんていないから。
みんなにやれることがあって、活躍できる。
私が「金魚のフン方法」で何をするか選ばずに活動・発信をする理由の一つに、「ボランティアのハードルを下げる」というのが一つであります。
玄関に回ればキッチンカーが我々の代わりに炊き出ししてました。
大勢の方が並んでいて、やはり食の支援っていいよなって。大事やおなって。
建物の前に平成19年に発生した能登半島地震の碑がありました。
必ず復興するよね。
信じて日々生活するしかないのです。
頑張ろうな。
手袋つけて人参切ったのに爪が色づいた。
爪切ってけよな。
野菜の仕込み支援はとりあえず昼まで。
昼からは別の支援場所へ行きます。
また明日お伝えいたします。
とにかく伝えたいのは、災害支援をそんなに「すごいこと」と思わないでください。
誰にでもできる活動なんですよ。
行けるか迷ってる方、一緒に行ってみましょ~
ちなみに私も特別なことは何もできません。