畳の香りは日本人の魂、大使です。
最近は畳のある家が少ないですよね。
畳に乗る機会って減っているのかもしれません。
そんな畳を乗るために使うのではなく、命を守るために使う。
ちょっと現代ではよく分からないですよね。
金華橋から忠節橋の間はパッと景色が開けていて開放的。
岐阜を感じられる景色ですよね~
とても素敵です。
山、城、川、橋。
このセットが揃う場所って他にあるのかしら。
そうそう、話題は命を守る畳ですよね。
それはこの堤防にある欄干がポイントであります。
見て気が付くことはないでしょうか。
これが初見で分かったらなかなかの変態である。
それは、これであります。
欄干にあるこの切り込み。
これは、畳提と言います。
民家などにある畳をこの切り込みに横向きに差し込み、堤防のかさ上げをするという全国でも世界にも珍しい堤防。
日本には三つとか。
朝日新聞には、
畳堤は1933年から7年間の築堤工事で、川に架かる忠節橋と金華橋の間の約1.2キロに造られた。欄干の高さは道路から1.2メートル。欄干の柱は1.71~1.76メートルの間隔で立つ。江戸間の畳を差し込むことを想定したものとみられる。
とあります。
造られてから91年経つんですか。
スゴイ歴史だ。
実際に畳を差し込むっていう状況は、もうすぐそばまで一大事が迫っている時。
なので見ることはないでしょう。
なので拾った写真を。
こうなるらしいです。
割とかさ上げになりますね。
でも緊急時に重たい畳を一人で堤防に差し込むのはなかなか大変ですよね。
こういう日常に潜む文化遺産がグッときます。
水路もそうだけど、水にまつわることって文化遺産として残りますよね。
国指定重要文化財に指定されるべきです。
興味ある人はぜひ見に行ってみてください~