勝手に岐阜県観光大使

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能登半島豪雨のことを書いてみる

どうやらこの世に神様はいないらしい、大使です。

 

 

今回の豪雨で被害に遭われた方へお見舞い申し上げます。

そして亡くなられた方々へ、ご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

”大雨”という言葉で言い表せない雨が降ったようです。

すごく他人事のような言い方ですが、ここ飛騨高山ではそこまで雨が降らなかったからです。

 

豪雨後、勢いよくSNSで、

「能登に行って泥をかきます!みんなで泥をかきにいきましょう!」

って発信しました。

 

すると多くの人から、

「いつ行くんですか?」

「一緒に行きましょう!」

と前向きなことを言っていただき、とても嬉しかったです。

 

が、

 

連日豪雨のニュースを見ていると、私自身の心が擦り減ってしまいました。

当事者ではない私が擦り減るのなんて能登の人からしたらカスみたいなものだと思いますが、これはあくまでも私の気持ちの話です。

 

1月後半から休みの日は能登のために全振りしました。

自分がやった支援がどれだけの人のどれだけの助けになったかは分かりません。

ですが、確実に復旧復興へ向かう能登をこの目で見てきました。

 

諸岡公民館が解散し、能登へ行くことがなくなりました。

最近になって、久しぶりに遊びに行こうかな~と思っていた矢先の出来事。

 

希望へ向かって走っていた景色が茶色い土砂に押し流されている映像を見ていると、本当に心が締め付けられる思いになり、正直足が重いです。

 

泥をかく気持ちは十分にあるのですが、気持ちが落ち込んでいる。

このまま向かってもどれだけ力になれるかが分からない。

たぶん、なれない。

心と体が別々の動きをすると思うんです。

そうなると能登の人に迷惑をかける可能性がある。

 

別に「弱い」とか「期待外れ」とか思われてもいいです。

「言葉だけか」と思われても。

 

でも、行ったところで何もできなければ行く意味はないのです。

今の私はパッと動いても何もできない気がします。

能登の人とお話しても、なんと声をかけたらいいかが分からない。

辛すぎる。

映像を見るのが辛すぎる。

だから最近は能登のニュースが流れるとチャンネルを変える。

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この場所が、

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こうなったみたいです。

 

いやー、辛いですよ。

ただでさえ遠い珠洲市大谷地区。

友人のおじさんに会いに行った場所。

地震の被害にあっても元気だったおじさんから返ってきてきた返事は、

「なんとかがんばってます」

つらいよ。

なんとかしなくちゃいけないから頑張ってる。

生きていくのになんとかしなくちゃいけない機会、一年で2回もありますか?

一生に1回あるかないかだと思います。

会いに行きたいけど、写真の近くに住んでいるので道があるかが分からない…

 

なので一緒に行くと言ってくれた方々には申し訳ないですが、ちょっと時間がかかるかもしれません。

ひょっとしたら行けないかもしれません。

それは今の私には分かりません。

行けると思ったらパッと行きます。

 

取り急ぎ、一緒に行くと言ってくれた方々へのお知らせでした。

期待させてごめんなさい。

色々なことが落ち着いたらまたお知らせするので、皆さんの「力になりたい」という最高に素敵でかっこいい気持ちだけはなくさないでくださいね。

 

ところで、神様っていると思いますか?