オンライン飲みの文化はあと50年くらい残ってほしい、大使です。
家にいる時間が長くなると運動不足になりますね。
飛騨高山は下界に比べると空気は綺麗かと思いますが、街中に住んでいるとそこまで綺麗かどうかが分からなくなります。
当然下界に下りれば、住んでいるところの空気が綺麗と分かりますが。
人間は時々空気の綺麗な場所へ行きたくなる生き物。
皆さんが想像する空気の綺麗な場所って?
僕は木々に囲まれた場所。
あわよくば、大きな木がある場所。
ある日、自然をこよなく愛する僕の師匠(25)は言いました。
「ネズコミニイコウヨ」
ネズコ...
あそこか...
というわけである日、「ネズコ」へ行ってきました。
場所は奥飛騨温泉郷平湯。
高山市内からは40分ほどで着くでしょうか。
ツキノワグマやニホンカモシカ、猪など多くの野生動物が生息する森。
そこにネズコなあります。
こちら。
平湯大ネズコ
であります。
樹齢推定1,000年
樹高約23m
幹回り7.6m
いわゆる、巨木。
全国各地に巨木というものはたくさんあるでしょう。
しかしこの大ネズコ、
標高1,500mに位置しております。
ここまで標高高い場所の巨木は珍しいです。
厳しい冬を超え、おそらく一年の半分が雪の中。
そんな場所に1,000年以上も。
すごくないっすか!
生命力!
駐車場からここまでの道も決して緩やかではなく、しっかりとした靴が必要。
そして、クマも出る...
こわ。
そして師匠(25)のカメラワーク。
「この角度がかっこいいんだよね~」
寝転がった者にしか見えない景色。
6万円の靴が光ります。
しかしこの巨樹、パワーを感じますね~
1,000年ずっーーーーーとこの場所で世の中を見てきたんですね。
どんな感じの人だったんでしょうか。
木には物語もあり、パワーもある。
そしてこの巨樹を囲む自然もまた、手つかず。
植林された場所の方が少なく、ありのままの自然が残っている。
オシダの群生地。
あちらこちらにオシダが生えており、ジュラシックパーク感がすごい。
ジュラシックパーク感はこんなとこにも。
クマの爪痕。
僕の友達の専門家によればだいぶ古いものだそうだけど、確実に存在はしている。
これはコシアブラの木です。
春蝉の抜け殻も。
夏を感じ、春を見る。
動物や虫、植物が生きやすい環境。
僕たち人間は完全に部外者だ。
”おじゃましている”という気持ちを持って山を散策したい。
植物も動物も虫も災害も、人間は決して勝つことができない。
都会の人間は人間が頂点と思いがちだが、田舎の人間は決してそんなことは思わない。
僕たちはあくまでも底辺で存在している。
なにか攻撃をしかければ必ず逆襲が来る。
僕たちは寄り添いながら生きていかなければならない。
共生というやつでしょうかね。
誰かが上で誰かが下。
なんて考えではなく、みんな平等なんですよ。