勝手に岐阜県観光大使

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観光に来て弓を引くという体験

塩せんべいに醤油塗っちゃいそう、大使です。

 

 

それはもはや醤油せんべいであります。

作り手に失礼なので塩のまま食べたいのである。

 

 

福井県は永平寺町に友人夫婦が住んでいます。

家主自体旅人でおばあちゃんの家をDIYしながら多くの旅人を迎え入れ、自給自足の生活を目指している。

 

そんな友人からある日(仕事中)、電話がきますが出れず。

メッセージで、

「今僕の家に泊まっている日本一周の大学生が高山行くのでよろしくお願いします!」

ってきました。

 

おいおいおい、

急やけど、お客さんを送り込んでくれて感謝。

 

まぁ旅人は無事に来高してくれたわけですが、弓を引きに行きました。

 

半弓道場であります。

 

一軒飲みに行った後に、

「弓でも引きに行きます?」

って聞くとだいたい、

「???」

って顔をされ、

「本物の弓ですか?」

と聞かれる。

 

 

「本物である。」

 

 

そう、本物である。

竹でできた本物である。

 

戸惑いながらも旅人は挑戦する。

旅人のチャレンジ精神はここでも発揮されます。

 

チャレンジ精神が発揮されるのはここまで。

この先は実力、好奇心、精神力である。

 

当たるか当たらないかは弓との相性もあるし、矢との相性もある。

その中で自分でどの程度まで調整することができるのか。

操ることができるのか。

弓矢に操られると、腕にヒモが当たったりしてミミズ腫れになる。

 

ただ彼は呑み込みが早い。

「当てなきゃ帰れないよ。」

そう言うと、よほどこの町を出たかったのか、すぐ当てる。笑

コツを掴んだか。

二回目の挑戦では三本も当たる。

 

経験者は分かるけど、一回目の来店で三本当てるのはなかなかの強者である。

 

純白の服を着た旅人はハマってくれただろうか。

ただハマりすぎは良くない。

日本一周中という看板を背負っているのであれば、ハマると次に進めなくなる。

体が動いても心が付いていかないのである。

 

心の付いていかない旅なんてのは旅先の人に失礼なので。

 

 

観光に来て旅人が弓を引いていく。

飛騨の人が大切に守り続けてきた伝統を旅人に気軽に体験してもらえるって、僕たちも幸せなことだし、旅人も幸せなのかもね。

 

限定的な営業時間ではあるけども、旅人には必ず立ち寄ってほしいスポットである。