コメダ一人で行くと無限に時間を過ごせる、大使です。
立山サンダーバードで一風変わったおにぎりとサンドイッチを購入し、大満悦な私。
行きたかった場所へこんなに早く行けたので嬉しかったです。
ちなみにサンバーへ行くことだけが目的ではありません。
その先へ行くのが目的でした。
称名滝
聞いたことあるのではないでしょうか。
日本一の落差を誇る名瀑。
立山アルペンルートを行くとかなり遠くから望むイメージだった称名滝。
「チームいるか」のメンバー加藤君が、前日に「明日称名滝行きましょう!」と言ったのが始まり。
え、滝見るために有料道路(マイカー規制)いく?と思いましたが、どうやら滝壺付近まで車で行けるそうです。
そりゃ行くしかないか。
サンバーも行けるし。
ということで、
行きました~
って滝の写真じゃないのかい!
こちらは悪城の壁であります。
「あくじょうのへき」でも「わるじろのかべ」でもありません。
「あくしろのかべ」であります。
高さは約500m、幅は約2㎞の日本一の一枚岩盤。
これが圧巻すぎる景色だった。
写真ではもちろん伝わらないのだけれど、日本ではないような景色。
約10万年の時間をかけて称名滝や眼下を流れる称名側が削って出来た”壁”です。
時間の流れってスゴイですね。
悪城の壁は溶結凝灰岩、削れやすいのでここまで大規模な浸食になったんですね。
圧巻すぎて見とれてしまっていた。
ちなみに悪城の壁は上下二段に分かれているが、下部は雪崩によって削られてものらしく、「アバランチシュート」というらしい。
というかこの辺りの渓谷自体が芸術的な美しさである。
砂防ダム以外に人工物はほぼなく、ありのままの自然が残されています。
滝に近づくにつれ標高は徐々に高くなっていくが、やはり直射日光は暑い。
頭上を見上げれば巨石専用ともいえる落石防止ネットが。
確かにこんな急峻な地形を巨石が落ちてきたら、普通の落石防止ネットでは貫通してしまいますからね。
こういうのも超ド級の規模である。
とことこ坂道を上がり、前方から水しぶきと風を感じてくるといよいよお目見え。
称名滝
であります。
落差350m、四段に分かれており、国指定の名勝および天然記念物であり、日本の滝百選、日本の音風景100選に選定されているなど、日本三大名瀑に選ばれることもあるそう。
もはやスワローズの村上もビックリな三冠王越えである。
ちなみにこの写真で見えているのは四段目(126m)であります。
大好きないるかの二人。
能登支援の時は毎回のようにこのホステルに泊まらせていただいておりました。
いるかホステルがなかったら私の支援はここまで続いてなかった。
本当にそう思っております。
この写真では一段目の滝まで見えております。
一段目から70m、58m、96m、四段目が126mと一つ一つをバラバラにしてもかなりの規模の滝でありますね。
それにしても良い写真。
中部山岳国立公園
であります。
圧倒的大自然はこういう国立公園とか国定公園とかに指定されるべきであります。
残さないといけない自然が、この国にはたくさんあります。
称名川を渡った先には称名滝を一望できる展望台があります。
雪融けの水が容赦なく落ちてきます。
本当にすごい迫力。
アルペンルートに行った時、上から眺めることはありましたが、こうして下から眺めるのは初めて。
こんなに良いとこがあったなんて。
良いとこなのに観光客はほぼいません。
贅沢な景色をひとり占めです。
一人の中高年おばちゃんと出会いました。
茨城から訪れたそう。
「実は先月に雪の大谷も見に行ったのよ」
とのこと。
体力ありすぎでしょ笑
そしてお金も。
日本の中高年はたくましい。
最後に称名滝の横を静かに流れ落ちるこの滝は「ハンノキ滝」であります。
水量としては称名滝には遠く遠く及びませんが、高さはなんと約500m。
本当なら落差は日本一なのですが、雪融けの多い春先くらいしか現れないらしいので幻の滝なのである。
もうすぐ消えちゃいそうなくらいの細さでしたね。
まぁ見れたので良しとします。
富山は海があり、山があり、川があり、滝もある。
自然好きにはたまらない素敵な県。
もちろん海鮮も酒も美味い。
冬場の天気が悪すぎるので移住はしませんが、旅行するのにはピッタリ。
飛騨からも下道で2時間かからずに行けてしまいます。
ちなみに高山駅から称名平駐車場までは2時間半あれば着きます。
時間のある方はぜひ飛騨と越中をセットで旅行してみてください~