早起きがまたまた楽しくなった、大使です。
昨日ご紹介させていただきました新たに誕生したお宿、
cup of tea ensemble
お部屋の写真を見せてなくても泊まりたくなったでしょ?
泊まらなくても見に行きたくなり、そこで時間を過ごしたくなる空間。
色々な人の協力で出来上がったこの宿。
さて、お部屋に行きましょうか!
あ、そうだ。
外観で圧倒的な存在感のこの”木”ですが、すごいのよ。
使用された木材、ほぼ飛騨地域あるいは岐阜県内までの間伐材丸太が200本。
その丸太を製材して180㎝の角材が約1万5000本。
極めつけはその全てに柿渋を二度塗りしております。
もう何が何だか。
とにかくこだわりづくしのお宿。
お部屋へ向かう階段にもこんな「シンプル和」が。
全体的に非常にシンプルな仕上がりなんですが、一階共用部分がインパクト大だったのでこういったシンプルな和に自然と目がいく。
思わず、
「ここいいな~」
と声を漏らした。
お部屋部分は二階三階部分。
それぞれの階段踊り場にはこだわりの品も置いてあったり。
季節によってとか定期的に変えたりするのかな?
さてお部屋の一例。
驚きですよね。
まず驚かされるのは天井高。
そして温かみのある壁の色。
直接的な光ではなく間接的に光が入ってくるのも素敵です。
山中和紙を貼った障子も。
どこを見ても飛騨の物で溢れている。
部屋の中、二段ベッドの下段。
ここだけでも十分な広さです。
天井高を持て余すことなく作られた二段ベッド。
上段では170㎝位の人なら間違いなく立つことができます。
さすがの天井高だ。
間接照明もいいね。
別の部屋ですが、上段へあがる階段にもこだわりが。
オーナーは1号店の経験が生かされている。
とおっしゃります。
踏板が少しだけコチラに傾いているのは、上る人が余計な力を入れることなく上りやすく設計したみたい。
経験者の発想であり、いかにも日本人らしいこだわり。
踏板や周りの木には”カビ”のような黒い点々が浮き出しておりますが、これはカビではありません。
もちろん踏板にも柿渋を塗っており、塗ることにより化学反応が起こりこういった黒い点々が浮き出てくるみたい。
決して湿気てカビているわけではございません。
洗面台にもスマートだけど存在感がある鏡。
これ僕の家に欲しいくらい。
久々野の職人が作ったみたい。
曲げわっぱみたいな縁です。
ちなみにトイレは対照的に無機質な空間。
きっと集中できるぜ。
下に下りてきました。
部屋は二階三階です。
六人部屋一部屋、四人部屋三部屋が2フロアあります。
元銀行の面影はもうないですが、階段も新設したものや銀行当時の物もある。
そういうとことを気にしながら滞在するのもいいですね!
このレールの本数よ。
これも実際に現地で見てみて下さい。
色んな工夫が施されております。
二部に分けてまいりましたが、いかがだったでしょうか?
高山陣屋が江戸からの建物。
そこから歩いて徒歩30秒のことろに新しくできたcup of tea ensemble
過去は木材しか価値のないような場所だった飛騨でしたが、今ではその木材が主役の宿に変わった。
行政を取り仕切っていた陣屋の目の前にあたかも昔の郡代に見せつけるような形でできあがっております。
飛騨に住む人間としてこうした宿が出来上がるのは非常に喜ばしいことであります。
先日の宮峠トンネル開通もそうですが、悲しいことばかりの世の中ではない。
ぜひ飛騨高山へ観光される際は泊まってみて下さい。
カップルでもファミリーでも素敵な滞在になると思います。
観光地に近く、呑み屋街にも近い。
駅は歩くと少し遠いけどこれまた徒歩30秒でタクシープールがある。
ワンメーターほどで駅までの移動も楽にできますね。
長いトンネルの真っ最中ですが、飛騨高山に新しい光が見えました。
※大使にコソッと言っていただくと宿泊割引できますので、おっしゃってください~