三寒四温が一番体に堪える、大使です。
熱海桜に河津桜。
早咲きの桜はまだあるんでしょうか。
名前は知らない。
君の名は。
静岡県は地域によっては桜が満開になっていたりして。
日本は大きんだね。
片方は12月には桜が咲くけど、もう片方は5月にならないと満開にならない桜も。
日本は大きいんだね。(大事なので二回言いました)
まだまだ先ですが、一足先に岐阜県の桜を写真で。
飛騨の情報が多いと言われがち(?)なので美濃の桜を多めで。
1、淡墨桜(うすずみさくら)
日本三大桜のひとつ。
樹齢は1,500年を超えるらしい。
自立することはほぼ不可能で多くの支えが必要なんですよ。
しかし毎年しっかりと咲き誇り、淡い色の葉を付ける。
この桜を見に来るためのバスツアーも組まれるほどの知名度。
もはや説明不要の世界に誇る名桜。
ライトアップは不気味に浮かび上がる。
が、
漆黒の闇の中に浮かび上がる姿は、何にも例えがたい。
やっぱ岐阜県一の桜。
2,國田家の芝桜
郡上市にございます芝桜。
手入れが難しく、芝桜が毎年咲くこと自体手間がかかり奇跡的なこと。
おばあちゃんが一株の芝桜を譲り受けたことから國田家の芝桜はここまで美しくなりました。
今ではボランティア団体が維持しております。
愛の詰まった芝桜。
3,百十郎桜
我が地元・各務原の圧巻桜並木。
毎年ここにくると、ここが地元で良かったと思わせてくれる。
ご覧の様に近くを鉄道路線が二社通っており、踏切が下りるとカメラマンは一気にカメラを向ける。
運が良ければ桜、鉄道、川、菜の花のコンビネーションが見られます。
各務原出身の歌舞伎役者、市川百十郎が最初に植えたのが始まり。
4,水戸野のシダレザクラ
お立ち台のような石垣ステージの上に鎮座。
田んぼ、茶畑、桜。
ここは日中の姿も美しいのですが、ライトアップの時はもっと美しい。
夕方ごろに訪れたのなら、ぜひライトアップまでお待ちください。
うっとりする光景が見られます。
5,青屋神明神社
高山市朝日町、呑み屋街じゃない朝日町ですが、神社のほとりの桜。
こちらも水面に写りこむ枝垂れ桜が美しすぎる。
飛騨地方は風が弱い地域。
しかし春ともなると風がやはり強くなるんですが、夜は水面が静かになるタイミング多いです。
飛騨地方でのライトアップ桜は珍しく、見に行く価値はアリ。
6,犬山城対岸の桜
我が地元・各務原の隠れた桜スポット。
戦国時代に建てられた日本最古の現存天守・国宝犬山城を対岸の我が地元から。
木曽川沿いには桜が植えられ、散歩道も整備。
桜と川越しの国宝を見られる唯一のスポット。
コーヒーなんかをテイクアウトしてベンチに座ってボーっとするのがオススメ。
7,苗代桜(なわしろざくら)
桜の開花を待って苗の準備をしたことからこの名前が付きました。
淡墨桜、水戸野、青屋神明と同じくライトアップされる桜。
共通するのは「漆黒の闇」の中の桜。
立体的なCGでも見ているかのような桜。
下呂市の南にある桜ではありますが、満開の時期の夜は割と寒いので、一枚余分にあるといいかも。
8,臥龍桜
樹齢1,100年を超えるエドヒガンザクラ。
高山市飛騨一之宮に鎮座。
台風被害で枝が折れる前は二本の桜は繋がっており、その繋がっている様子が「龍が臥せた姿」に見えたため、「臥龍桜」と呼ばれるように。
JR高山線が近くを通っており、満開の時期ワイドビューひだに乗ると徐行してくれるサービスもあり。
車内から「お~、大きくて綺麗ね~。もうすぐ高山だわ~」とおばあちゃんが言ってる声が聞こえそうなくらい美しい佇まい。
この桜特集って記事にするの難しくて、各地域に一本、一か所は名桜が必ずある岐阜県。
全部伝えるとですね、二万文字になる気がするのでほどほどにしておきます笑
「ここにもこの桜がある」
「この桜も素晴らしい」
そんな声が多く聞こえ、岐阜県民は地域愛が大きい。
Wikipediaに書いてある一本桜でも全国で五本と最多。
しかしまだまだ名桜、あります。
自然が多く、いい意味で?開発が遅れた岐阜県だからこれだけの自然が残された。
自然を今に残すって、何かを開発するよりもすごく難しいことで、でも残った。
命があり、意志も通じるんですが、最大の敵は自然災害。
命を繋げるということは尊い。
桜だけではない。
巨木と呼ばれる大きな木も岐阜県にはとても多く自生している。
もしかしたら日本で一番「生命」を感じられる県かもしれません。
暗い時期ですが、桜の時期がやってくると考えると生きやすくなる。
誰にも教えてもらわなくてもほぼ同じ時期に咲き誇る。
次への準備は散りきったその瞬間から始まる。
すごいよね。
雪国の人間は春の訪れが何よりも待ち遠しい。
長い長い冬を抜け、目の前に桜が現れるという喜びは何にも替えがたい。
あ!ユーミンの歌が聞こえてきそうだ。