なんでキムタクってあんなにカッコいいんですか?大使です。
飛騨高山に移住し、変わったことはたくさんあります。
その中の一つに、「山好きの人が増えた」であります。
本当に多くて、ビビるくらい。
さすが山に囲まれた都市だなと。
乗鞍岳とか登りましたけども、個人差はありながら割と簡単に登れるので、今回はガッツリ”下から”登山。
行ってきた山は、活火山・焼岳(標高2,455m)です。
3人で登ってきました!
まず、焼岳にはトイレがないということで、平湯バスターミナルで行ってきました。
どうでもいいけど、矢印のバランス悪いよね。
それだけ。
さて、行きましょう。
長野県松本市側から登ります。
中ノ湯温泉の上、つづら折りの峠道の真ん中に登山口はあります。
ここは活火山。忘れてはいけませんよ~
まずは樹林帯を進みました。
ゆっくりゆっくり。
というか「朝早く&大自然=最高に気持ちい」という公式が早くも成立。
そして早くもワクワクです~
朽ち果てた車。
だったもの。
これなんでここにあるんですかね。
全くよく分からない。
気味悪くもあります。
色んな種類の苔が生息していたり、
雷が直撃した木が。
中が焦げていた。
改めて自然の力を実感。
テクテク2時間弱登っていくと、
ようやく木々の隙間から焼岳のピークが。
ゴツゴツしていて今までの樹林帯とはまったく違った顔です。
花に詳しい方~
これなんですか~
これも気になります~
分かる方いらっしゃったら教えてください!
標高2,000mくらいにさしかかると一部紅葉が始まっていました。
早いな~
今年は全体的に紅葉が早くなる気がします。
高度を上げていくと樹林帯はなくなり、背後にはいよいよ絶景が広がってきます。
右側には飛騨高山の象徴、乗鞍岳。
どの角度から見てもその姿は美しい。
先を急ぎます。
見上げると見事にオーバーハングした岩場。
なぜそうなったのか。
なぜ崩れないのか。
見事な火山岩が自然のアートとなって、今目の前にあります。
山頂にあがる直前、噴火口がお目見えです。
火山の噴火口にはよく池ができます。
それにしてもそれにしても、日本とは思えない光景。
右奥には岐阜県最高峰笠ヶ岳が顔を見せてくれます。
マジでこの噴火口がカッコイイ。
遠くから見えていた噴煙が、目の前に。
噴煙の回りには硫黄の結晶が付着、風向きが変われば硫化水素臭がする。
よくある「温泉のにおい」ってやつです。
近くに寄れば「ゴー」っという噴射音が。
「この山は完全に生きている」
そう感じたし、
ところどころ触れば温かい。
本当にすぐそこまで熱いんですね。
他にも噴気が上がっている場所に手を当てると、熱すぎてやけどするんじゃないかって程熱い場所がありました。
見事な岩場。
安山岩に手を当てながら慎重に登ります。
化学反応を起こし色が変わっている。
これも生きている証拠なのか。
本当いつ見てもかっこいい。
遠目で見ていた時は、ディズニーみたいな演出なんじゃない?
と思っていたけれど、違いました。(当たり前)
ここは完全に、生きている。
そ~し~て~ついに、
焼岳北峰2,393m到着。
焼岳公式の標高は2,455mですが、それは南峰です。
南峰は岩場が崩れやすいので行けません。
北峰からの景色はまさに圧巻の一言。
槍ヶ岳、奥穂高岳、西穂高岳、笠ヶ岳、明神岳などが北側に。
南側には、
雲が多いけど乗鞍岳。
焼岳の立地上綺麗に360度見渡せます。
北側の眼下には奥飛騨温泉や上高地が見れて、その近さを実感できる。
山脈を挟んで隣同士。
山頂でご飯を頂いていると、一瞬で分厚い雲に覆われました。
いいタイミングで山頂へ行けたなと。
ありがたい。
さて、食べ終わったので下山します。
岩場が急峻なので気をつけて下山してください。
途中の地層が美しい。
火山灰が降り積もった柔らかい地層を雨風が削り取り、美しいアートに。
これもすべて自然が長い年月をかけて作り上げた芸術。
土も、岩も、木もすべて。
その芸術にこういうことをするのは絶対にやめてください。
ホント誰がしたの?
山が好きな人間、自然が好きな人間がしたとは思えない。
こういう人が城の柱とか重要な文化財とかに何も思わず落書きするんでしょうね。
本当に〇ねばいいと思う。マジで。
最後の最後にモヤモヤしましたが、すっごく素敵な登山ができました。
普段温泉や素敵な景色として見ていた焼岳。
登ってみると山の鼓動、地球の鼓動が感じられた。
「今も生きているよ」
体全体で伝えてくれた気がします。
感動しました。
活火山なので何かあっても自己責任の山。
焼岳の鼓動や、山頂からの景色を見ると、ここで噴火が起こって死んでも思い残すことはない。と思えました。
が、何が起こるか分からないので、しっかりと登山届は出してから登ってくださいね。
次はどこの山に登ろうかな~